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Google AIモード、ホテル予約・フライト価格追跡・マイル表示を追加 (llmo-news-20260830-google-ai-mode-travel-hotel-flight-booking)
AI検索最終更新日: 2026年9月18日初出: 2026年8月30日

Google AIモード、ホテル予約・フライト価格追跡・マイル表示を追加

Googleが検索の「AIモード」に旅行関連の新機能3つ(フライト価格追跡・ポイント/マイル表示・ホテル予約決済)を追加した。提携外事業者への影響やSEO/LLMO担当者が今すぐ取るべき対応を整理する。

#LLMO#AI検索#Google AIモード#旅行#ホテル予約#GEO#構造化データ#Google Hotel Ads
目次(29項目)

Google AIモード、ホテル予約・フライト価格追跡・マイル表示を追加

要点: Googleは2026年8月27日、検索の「AIモード」に旅行関連の新機能3つ(フライト価格追跡、ポイント/マイル表示、ホテル予約)を追加したと公式ブログで発表した。TechCrunch、9to5Google、Search Engine Roundtable(Barry Schwartz氏)、Engadget、Android Authorityなど複数メディアが同日〜翌日に報じている。 フライト価格追跡は180以上の国と地域(EEAを除く)で、ポイント/マイル表示はグローバルで、ホテル予約は米国・英語限定で提供が始まる。ホテル予約はAIモード内での会話・比較・Google Pay決済までを一気通貫で完結させる点が新しく、提携先は大手OTA・大手チェーンに限られる。

最終更新日: 2026年8月30日


何が起きたのか

Googleは2026年8月27日付の公式ブログ(blog.google)で、検索の「AIモード」に旅行計画・予約に関する3つの新機能を追加したと発表した。この発表はTechCrunch、9to5Google、Engadget、Android Authorityなど主要テックメディアが同日中に報じたほか、検索業界の細かなアップデートを継続的に追跡しているSearch Engine RoundtableのBarry Schwartz氏も2026年8月27日付の記事で取り上げている(Search Engine Roundtable)。Google公式ブログは今回の位置づけについて「Now, we're upgrading that experience with new ways to track flight prices, view points or miles rates, and book your dream hotel, right in AI Mode.」と説明しており、AIモードが単なる検索・比較の場から、予約という最終行動までを担う場へと役割を広げつつあることを示す発表となった。

以下、発表された3機能をそれぞれ詳述する。

1. フライト価格追跡(Flight Price Tracking)

Google Flightsの人気機能であるフライト価格追跡が、AIモードに直接統合された。ユーザーが行き先や日程を会話形式で伝えると、300以上の提携航空会社・旅行サイトから集約した最新の価格情報が提示される。ユーザーがあらかじめ指定した価格に達すると、メールでアラート通知が届く仕組みだ。これまでGoogle Flightsという専用サービスの中で完結していた機能が、検索そのものの会話体験の中に組み込まれた形になる。

提供地域は180以上の国と地域とされているが、EEA(欧州経済領域)は対象から除外されている。日本が対応地域に含まれるかどうかについて、Google公式ブログおよび各メディアの報道では対応言語・国別の詳細な一覧は明示されておらず、現時点で確認できる事実ではない。この点は本記事の「aiseo-llmo.com ユーザーへの影響」で改めて整理する。

2. ポイント/マイル表示(Points and Miles Rates)

フライト・ホテルの料金を、航空会社やホテルのロイヤルティプログラムのポイント・マイル単位で表示する機能も追加された。現金価格だけでなく「このフライトは何マイルで取れるか」「このホテルは何ポイントで泊まれるか」をAIモード上で横断的に確認できるようになる。

初期段階で対応しているパートナーは、Alaska Airlines、Hawaiian Airlines、American Airlines、Choice Hotels International、Hilton、Wyndham Hotels & Resortsの6社。さらに数週間以内にAccor、Flying Blue、Hyatt、LATAM Airlines、Lufthansa Groupが対応予定とされている。Search Engine Roundtableの報道では、Google側の担当者であるRajan Patel氏のコメントとして「You can now pull up the live cost in points or miles for flights and hotels directly in AI Mode.」が紹介されている。提供範囲はグローバルで利用可能とされ、フライト価格追跡のような地域除外は明言されていない。

3. ホテル予約(Hotel Booking)

3つの新機能の中でもっとも質的なインパクトが大きいのが、AIモード内でのホテル予約機能だ。ユーザーは会話形式でホテルを検索し、レビュー付きの比較画面で候補を絞り込み、そのままGoogle Payを使って予約の決済までAIモードの中で完結できる。

提携パートナーはBooking.com、Choice Hotels International、Expedia、Hilton、Hotels.com、IHG Hotels & Resorts、Marriott International、Priceline、Trip.com、Wyndham Hotels & Resortsの10社(グループ)。いずれも大手OTAまたは大手ホテルチェーンであり、独立系ホテルや中小の旅行代理店は現時点で提携リストに含まれていない。提供地域は米国・英語のみでの開始となり、Google公式ブログでは「数週間かけて拡大予定」としているが、具体的な対象国・対応言語の展開スケジュールは示されていない。


aiseo-llmo.com ユーザーへの影響

提携パートナーになれない事業者への影響

今回発表されたホテル予約機能・ポイント/マイル表示機能のいずれも、対応パートナーは大手OTAと大手チェーンに限定されている。独立系ホテル、中小規模の旅行代理店、LCC(格安航空会社)など、これらの提携枠に入っていない事業者は、AIモード内での予約・ポイント表示という新しい露出機会を直接的には得られない状態にある。

これは従来のGoogle Flights・Google Hotels(検索結果に表示されるホテル価格比較パネルなど)が、無料の情報提供・比較ツールとしてOTAやホテル・航空会社の公式サイトへの送客を主な役割としていたのとは、性質が異なる変化だ。今回のAIモード内予約完結機能は、Google Pay決済までをAIモードの会話の中で完結させる点で、単なる比較・送客ツールから一歩踏み込んでいる。提携外の事業者にとっては、これまで以上に「AIモードの外側」でどう見つけてもらうかという課題が相対的に重要度を増すことになる。

具体的には、以下のような間接的な経路の重要性が高まると考えられる。

  • Google Business Profileの最適化(施設情報・写真・営業時間・レビュー返信の充実)
  • schema.orgのHotel/LodgingBusiness/FlightReservation等の構造化データ実装による、検索エンジン・AIクローラーへの正確な情報提供
  • Google Hotel AdsGoogle Travel Partnerプログラムへの参加検討(既存の広告・データ連携の仕組みを通じて、AIモード内の比較・カルーセル表示への露出機会を確保する経路として)

これらはいずれも今回の発表以前から存在する仕組みだが、AIモード内での予約完結という新しいファネルが立ち上がったことで、そこに乗れない事業者ほど、乗れる事業者との可視性の差が開くリスクがある。提携パートナーに入れるかどうかは事業規模やGoogleとの契約関係に左右される部分が大きいため、中小事業者は「提携パートナーになる」以外の経路(前述のGoogle Business Profile最適化や構造化データ整備など)を並行して固めておく実務対応がより現実的な選択肢になる。

EEA除外という地域差の文脈

フライト価格追跡機能がEEA(欧州経済領域)を対象から除外している点は、単独の事実として見れば地域限定のロールアウトにすぎない。ただし、直近でGoogleがEUの規制対応に関連する形で機能ごとの提供可否やタイミングを分けて展開する事例が続いている点は、背景として押さえておく価値がある。例えば2026年8月28日に発表されたsite reputation abuseに関する方針のEEA適用除外(既報記事で取り上げ済み)なども、機能や方針ごとにEU/EEA向けの扱いを分ける事例の一つだ。

もっとも、今回のフライト価格追跡のEEA除外が、規制対応を直接の理由としているのかどうかについて、Google公式ブログや各メディアの報道で明言された事実は確認されていない。単純な段階的ロールアウトの一環である可能性も否定できず、断定的な因果関係を主張することは避けるべきだ。EU圏で旅行・宿泊関連事業を展開する読者は、この機能の適用状況を継続的にウォッチしておくのが妥当な対応と言える。

日本の旅行・宿泊事業者への実務インパクト

日本の旅行・宿泊事業者にとって、今回の発表内容をそのまま自社に当てはめる際には注意が必要だ。ホテル予約機能は現時点で米国・英語限定であることが明言されており、日本語対応・国内展開の時期について公式な発表は確認されていない。フライト価格追跡は180以上の国と地域で提供されるとされているが、日本が対応地域に含まれるか、日本語での利用が可能かどうかについて、リサーチ範囲内で個別に明示された情報はない。この点は「対応の詳細は公式発表で確認する必要がある」というのが現時点での正確な言い方であり、憶測で「日本でも近く使える」と断定することは避けたい。

とはいえ、Googleが2026年5月のGoogle I/Oで月間ユーザー数10億人超・クエリ量が四半期ごとに倍増と発表したAIモードへの投資を継続していること、2026年8月13日にGemini 3.7 FlashがAIモードへ追加されたばかりであること(関連記事: Gemini 3.7 FlashがAIモードに追加)を踏まえると、旅行関連機能についても遅かれ早かれ対応地域・言語が拡大していく可能性は十分に考えられる。日本の旅行・宿泊事業者にとっては、実際の国内展開を待ってから動き出すのではなく、今のうちに以下のような基礎的な準備を進めておくことが実務上合理的だ。

  • 自社サイトの構造化データ(Hotel/LodgingBusiness/FlightReservation等)の整備状況の棚卸し
  • Google Hotel Ads・Google Travel Partnerプログラムへの参加検討(未参加の場合)
  • レビュー数・評価スコアの整備(Googleビジネスプロフィール、主要OTA上のレビューの両方)
  • 価格・在庫情報のリアルタイム性の確保(在庫切れ・価格改定がフィードや構造化データに即座に反映される体制)

これらは日本語対応の有無にかかわらず、AIモード全般における可視性を高める基礎的な投資であり、今回の発表を一つのきっかけとして着手しておく価値がある。

コンバージョンが「AIモード内で完結」することの構造的インパクト

今回の発表で特に注目すべきは、ホテル予約においてGoogle Payによる決済までがAIモードの会話の中で完結する設計になっている点だ。従来型のファネルは「検索結果や比較サイトで情報を集める→自社サイトやOTAのサイトに遷移する→そのサイト上で予約・決済を完了する」という流れが基本だった。今回のAIモード内予約完結機能は、このファネルの後半部分(比較〜決済)をAIモードという単一のインターフェースの中に取り込む動きと言える。

SEOの世界ではこれまで、検索結果のスニペットやAI Overviewsによって「クリックせずに答えが得られる」という、いわゆるゼロクリック化の進行が長らく議論されてきた。今回のホテル予約機能は、そのゼロクリック化の対象が単なる「情報の取得」にとどまらず、「決済」という最終ステップにまで及び始めた事例として位置づけられる。ユーザーが自社サイトに一度も訪れることなく、AIモードの中で商品(この場合は宿泊予約)の発見から購入までを完結させてしまう可能性があるという点は、旅行・宿泊業界に限らず、EC・飲食予約など他業種にも波及しうる先行事例として注視する価値がある。

実際、2026年8月にはOpenAIのChatGPTがYelp Reservations/Waitlist・OpenTable・Resyと連携したレストラン予約機能を追加している(関連記事: ChatGPT、Yelp/OpenTable/Resy連携でレストラン予約に対応)。プラットフォームは異なるが「チャット・会話形式のAIインターフェースの中で予約という行動まで完結させる」という設計思想は共通しており、大手プラットフォーム間で同時多発的に進んでいる潮流と見ることができる。マーケター・LLMO担当者にとっては、自社の業種がまだ対象になっていなくても、この種の「AIエージェント内予約完結」の動きが今後拡大していく前提で、早めに構造化データや在庫・価格データの機械可読性を整えておくことが、将来的な露出機会の確保につながると考えられる。


今すぐできる対応策

AIモード内での比較・予約に自社の情報が正しく表示されるためには、機械可読なデータをできる限り整備しておくことが基本になる。以下、具体的な実装レベルの対応を整理する。

1. schema.org/LodgingBusiness・Hotelの実装

宿泊施設のページには、施設概要・住所・アメニティ・評価情報を含むLodgingBusiness(またはより具体的なHotelタイプ)のJSON-LDを実装する。

{
  "@context": "https://schema.org/",
  "@type": "Hotel",
  "name": "Example Hotel Tokyo",
  "description": "東京都心にある客室数120室のシティホテル。羽田空港・成田空港からのアクセスに優れる。",
  "url": "https://example.com/hotels/tokyo",
  "image": [
    "https://example.com/images/hotel-exterior.jpg",
    "https://example.com/images/hotel-room-standard.jpg"
  ],
  "address": {
    "@type": "PostalAddress",
    "streetAddress": "1-2-3 Marunouchi",
    "addressLocality": "Chiyoda-ku",
    "addressRegion": "Tokyo",
    "postalCode": "100-0005",
    "addressCountry": "JP"
  },
  "telephone": "+81-3-1234-5678",
  "starRating": {
    "@type": "Rating",
    "ratingValue": "4"
  },
  "amenityFeature": [
    { "@type": "LocationFeatureSpecification", "name": "無料Wi-Fi", "value": true },
    { "@type": "LocationFeatureSpecification", "name": "大浴場", "value": true }
  ],
  "aggregateRating": {
    "@type": "AggregateRating",
    "ratingValue": "4.5",
    "reviewCount": "342"
  },
  "priceRange": "¥15,000-¥35,000"
}

2. schema.org/Product+Offerによる客室・料金プランの表現

客室タイプ・料金プランごとに、在庫状況と価格をリアルタイムに反映したOfferを紐づける。

{
  "@context": "https://schema.org/",
  "@type": "Product",
  "name": "スタンダードツイン",
  "offers": {
    "@type": "Offer",
    "priceCurrency": "JPY",
    "price": "18000",
    "availability": "https://schema.org/InStock",
    "validFrom": "2026-08-30",
    "url": "https://example.com/hotels/tokyo/rooms/standard-twin"
  }
}

availabilitypriceは、実際の予約システム上の在庫・料金と常に一致させておく必要がある。フィード上の情報とページ表示に乖離があると、AI検索エンジン側での信頼性評価を下げる要因になり得る点は、他のAI検索機能と同様だ。

3. FlightReservation関連情報の機械可読化(航空会社・OTA向け)

航空券販売・予約確認に関わる情報を扱う事業者は、FlightReservationやFlight関連のプロパティを活用し、便名・出発地/到着地・運賃クラスなどを構造化して提供することが望ましい。直接的な予約確認メールなどに使われることが多いスキーマだが、路線・運賃情報ページの機械可読性を高める観点でも参考になる。

{
  "@context": "https://schema.org/",
  "@type": "Flight",
  "flightNumber": "EX123",
  "departureAirport": {
    "@type": "Airport",
    "iataCode": "HND",
    "name": "羽田空港"
  },
  "arrivalAirport": {
    "@type": "Airport",
    "iataCode": "CTS",
    "name": "新千歳空港"
  },
  "airline": {
    "@type": "Airline",
    "name": "Example Airlines",
    "iataCode": "EX"
  }
}

4. Google Business Profileの最適化

宿泊施設・旅行代理店は、Googleビジネスプロフィールの施設情報(住所・営業時間・写真・アメニティ)を最新かつ充実した状態に保つ。レビューへの返信対応も継続的に行い、評価スコア・レビュー数を蓄積していくことが、AIモードの比較画面における間接的な露出機会につながると考えられる。

5. Google Hotel Ads・Google Travel Partnerプログラムへの参加検討

大手OTA・大手チェーンとの提携リストに入れない中小事業者にとって、Google Hotel Ads(ホテル価格比較広告)やGoogle Travel Partnerプログラムへの参加は、AIモードを含むGoogleの旅行関連の表示面への露出を確保する現実的な選択肢の一つになる。参加要件・審査プロセスは個別に確認が必要だが、今回のAIモード拡張を機に、自社が現在これらのプログラムに参加しているかどうかをまず棚卸ししておきたい。

6. レビュー・評価データの整備とリアルタイム性の確保

ポイント/マイル表示やホテル予約の比較画面では、レビュー・評価スコアが判断材料として使われる。自社サイト・主要OTA双方でのレビュー収集・返信体制を整えるとともに、価格・在庫の更新頻度をできる限り高め、フィードや構造化データへの反映タイムラグを最小化しておくことが、比較の場で不利にならないための基礎的な対策になる。


今後の見通し

Google AIモードは、もともとSearch Labsの実験機能として始まり、米国では2026年にSearch Labsを卒業してGoogle.comやGoogle検索アプリの標準タブとして提供されるようになった経緯がある。2026年5月のGoogle I/Oでは月間ユーザー数10億人超・クエリ量が四半期ごとに倍増という規模の数字が示され、2026年8月13日にはGemini 3.7 FlashがAIモードへ追加されるなど、Googleは継続的にAIモードへの機能投資を行っている。今回の旅行関連3機能の追加も、こうした投資の一環として位置づけられる。

同時期には、developing topicのリンクカルーセル追加、AI Overviewの自動全文展開テスト、AIモードでのサインイン促進テストなど、AIモード・AI Overviews内で検索体験そのものを完結させようとする一連の施策も進められている(いずれも既報)。旅行分野での予約完結機能は、こうした「検索体験の内製化」という大きな流れの中の、決済という最も踏み込んだ領域への拡張と見ることができる。

今後の展開として注視すべき点は複数ある。第一に、ホテル予約機能の対象国・対応言語がどのようなペースで拡大していくか。第二に、提携パートナーのリストが大手チェーン・大手OTA中心の構成からどこまで広がるか、あるいは広がらないままなのか。第三に、フライト価格追跡のEEA除外がいずれ解除されるのか、それとも規制環境の違いを背景に当面維持されるのか。これらはいずれも現時点でGoogleから確定的な情報が示されておらず、今後の公式発表を待って判断する必要がある。aiseo-llmo.comでは、日本での展開状況を含め、続報があり次第改めて取り上げる方針だ。

いずれにせよ、AIエージェントを介した「発見から決済までの完結」という設計思想は、旅行・宿泊業界にとどまらず他業種にも波及しうる潮流であり、SEO・LLMO担当者にとっては、自社の業種が対象になる前から構造化データやフィードの整備を進めておくことが、将来的な露出機会を左右する分岐点になり得る。


よくある質問

Q1. Google AIモードのホテル予約機能は日本でも使えますか。

現時点では米国・英語のみでの提供開始で、日本語対応・国内展開の時期について公式発表はありません。

Google公式ブログでは「数週間かけて拡大予定」としていますが、具体的な対象国・対応言語のスケジュールは示されていません。日本での提供時期について予測できる根拠は現時点でなく、公式発表を待つ必要があります。

Q2. フライト価格追跡は日本から使えますか。

180以上の国と地域で提供されるとされていますが、日本が個別に対応地域に含まれるかどうか、日本語で利用できるかどうかについて、リサーチ範囲内で明示された情報はありません。

EEA(欧州経済領域)が除外されていることは明言されていますが、それ以外の地域の詳細な内訳は公式発表・報道のいずれにも記載がなく、確認できる事実として断定はできません。

Q3. なぜフライト価格追跡はEEA(欧州経済領域)で使えないのですか。

理由についてGoogleから公式な説明は確認されていません。

直近でGoogleがEUの規制対応に関連する形で機能ごとの提供可否・タイミングを分ける事例が続いていますが、今回のEEA除外が規制対応を直接の理由としているという事実は確認されておらず、断定的な因果関係を主張することは避けるべきです。

Q4. ホテル予約機能で決済はどのように行われますか。

Google Payを使い、AIモードの会話画面内で決済が完結します。

ユーザーは会話形式でホテルを検索し、レビュー付きの比較画面で候補を選び、そのままGoogle Payで予約・決済まで進められる設計です。従来のように予約サイトへ遷移して決済する手順を経ずに完結する点が特徴です。

Q5. 自社ホテル・旅行代理店がGoogle AIモードの提携パートナーになるにはどうすればよいですか。

具体的な参加要件はGoogle公式ブログ・報道では明示されていません。現時点の提携パートナーは大手OTA・大手チェーンに限られています。

中小事業者がすぐに提携パートナーに入れる保証はないため、Google Hotel Ads・Google Travel Partnerプログラムへの参加検討や、構造化データ・Googleビジネスプロフィールの整備など、間接的にAIモードでの露出機会を確保する対応を並行して進めることが現実的です。

Q6. ポイント/マイル表示に対応しているのはどの航空会社・ホテルチェーンですか。

初期対応はAlaska Airlines、Hawaiian Airlines、American Airlines、Choice Hotels International、Hilton、Wyndham Hotels & Resortsの6社です。

数週間以内にAccor、Flying Blue、Hyatt、LATAM Airlines、Lufthansa Groupが追加対応予定とされています。日本の航空会社・ホテルチェーンの対応については、リサーチ範囲内で言及がありません。

Q7. 中小の宿泊施設が今すぐ着手できる対応は何ですか。

schema.org/LodgingBusiness・Hotelの構造化データ実装、Googleビジネスプロフィールの最適化、レビュー・評価データの整備が基本的な対応です。

加えて、価格・在庫情報をリアルタイムに近い形で更新できる体制を整えておくことも重要です。Google Hotel Ads・Google Travel Partnerプログラムへの参加も、提携パートナーになれない事業者にとって検討する価値のある選択肢です。

Q8. 今回の発表は他業種にも影響しますか。

旅行・宿泊業界固有の発表ですが、「AIモード内で決済まで完結する」という設計思想は他業種にも波及しうる先行事例として注目されています。

2026年8月にはOpenAIのChatGPTがYelp Reservations/Waitlist・OpenTable・Resyと連携したレストラン予約機能を追加しており、チャット形式のAIインターフェース内で予約という行動まで完結させる動きは複数のプラットフォームで同時期に進んでいます。EC・飲食予約など他業種の事業者にとっても、構造化データや在庫データの機械可読性を早めに整えておく価値があると考えられます。

Q9. AIモード内予約完結は、これまでのゼロクリック化とどう違いますか。

従来のゼロクリック化は主に「情報の取得」がクリックなしで完結する現象でしたが、今回の変化は「決済」という最終ステップまでAIモード内で完結する点が異なります。

検索結果のスニペットやAI Overviewsによる情報のゼロクリック化は既に広く議論されてきましたが、今回のホテル予約機能はその対象が購入行動そのものにまで及び始めた事例と位置づけられます。自社サイトへの送客を前提にしたファネル設計の見直しが必要になる可能性があります。

Q10. Gemini 3.7 FlashのAIモード追加と今回の旅行機能追加は関係がありますか。

直接の技術的関連は公式発表で明言されていませんが、いずれもGoogleがAIモードへの機能投資を継続していることを示す一連の動きです。

2026年8月13日にGemini 3.7 FlashがAI Pro/Ultra購読者向けにAIモードへ追加されたばかりであり、今回の旅行関連機能もその直後の発表となっています。両者を単独の事実として見ても、AIモードの拡張ペースが継続的であることがうかがえます。


関連記事

参考文献

  1. How to book travel with AI Mode in Google SearchGoogle Blog(参照: 2026-08-30)
  2. Google AI Mode Adds Flight Price Tracking, Mile Rates & Hotel BookingSearch Engine Roundtable(参照: 2026-08-30)
  3. Google's AI Mode can now track flight prices, help book hotels, and moreTechCrunch(参照: 2026-08-30)

関連用語

  • クエリ

    クエリとは、ユーザーが実際に検索窓に入力した検索語のこと。SEOで使う「キーワード」と似ていますが、キーワードが事前に狙う言葉、クエリが実際に打たれた言葉、というニュアンスの違いがあります。

  • クローラー

    クローラーとは、Web上のページを自動巡回してデータを集めるプログラムのこと。Googleの「Googlebot」が代表例で、これに見つけてもらわないと検索結果に表示されません。

  • 構造化データ

    構造化データとは、Webページの内容を検索エンジンが理解しやすい形式で記述したメタ情報。記事の著者・公開日、商品の価格・在庫などを機械可読にすることでリッチリザルトやAI引用の対象になります。

  • コンバージョン

    コンバージョンとは、サイト訪問者がサイト運営者の望むアクション(購入・問い合わせ・登録など)を完了すること。SEOの最終ゴールはアクセス数ではなくコンバージョン数を増やすことです。

  • JSON-LD

    JSON-LDとは「JSON for Linking Data」の略で、構造化データをJSON形式で記述する方式。Google公式が推奨する構造化データ実装フォーマットで、scriptタグでHTML内に書きます。

  • schema.org

    schema.orgとは、Google・Microsoft・Yahoo・Yandexが共同で策定した「構造化データの語彙集」。ArticleやProduct、Personなど数百種類のタイプが定義されており、JSON-LDで使う「単語帳」にあたります。

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