Google Search Profiles、フォロワー要件が1万人に大幅緩和
Googleが2026年9月16日、Search Profilesのフォロワー要件を全プラットフォーム共通で10,000人に引き下げると同時に、レイアウト刷新・複数プロフィール一元管理・フォローバッジ機能を発表した。3段階の緩和経緯と実務対応を解説する。
目次(31項目)
- 何が起きたのか
- Search Profilesとは何か:6月4日のローンチ
- 8月12日:Robby Stein氏が第1弾の引き下げを発表
- 9月16日:全プラットフォーム共通1万フォロワーへ、3機能も同時発表
- バッジのブランドガイドライン
- 現状は米国のみ、国際展開は未定
- aiseo-llmo.com ユーザーへの影響
- 対象が「大手のみ」から「中堅クリエイター・中小ブランド」まで拡大した意味
- AI Overviews時代における「フォロー」という直接接点の戦略的価値
- 「ランキング要因ではない」点への注意喚起
- 業種別・規模別の実務インパクト
- 今すぐできる対応策
- 1. 自社のフォロワー数を確認する
- 2. 申請条件を確認する
- 3. profile.google.com/claimから申請する
- 4. Search Profile Badgeを自社サイトに実装する
- 5. 複数プロフィール管理機能を活用する(該当する場合)
- 6. Discover経由の流入計測を準備する
- 7. 国際展開の動向を継続的にウォッチする
- よくある質問
- Q1. Search profilesのフォロワー要件は結局いくつになったのか?
- Q2. なぜGoogleは段階的にフォロワー要件を引き下げているのか?
- Q3. Search profileを取得すると検索順位は上がるのか?
- Q4. 日本のクリエイター・企業もSearch profilesを申請できるのか?
- Q5. 通常のローカルビジネス(飲食店・美容室など)もSearch profilesの対象になるのか?
- Q6. Search Profile Badgeとは何か、どう実装するのか?
- Q7. 複数プロフィールのシングルログイン管理とは具体的にどんな機能か?
- Q8. Search Profile BadgeとPreferred Sources Badgeの違いは何か?
- Q9. フォロワー要件を満たしていれば必ずSearch profileを作成できるのか?
- Q10. Search profilesは今後さらに要件が緩和される可能性はあるか?
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Google Search Profiles、フォロワー要件が1万人に大幅緩和——バッジ機能・複数プロフィール一元管理も同時発表
要点: Googleは2026年9月16日、6月にローンチした「Search profiles」機能のフォロワー要件を、全プラットフォーム共通で10,000フォロワーまで引き下げたと発表した。6月のローンチ時点では最大30万フォロワーが必要だったが、8月の中間緩和を経て3段階で引き下げられた形だ。
同時に、記事表示レイアウトの刷新、最大10個のサブブランド・プロフィールをシングルログインで一元管理できる機能、そして自社サイトに埋め込める「Search Profile Badge(フォローバッジ)」機能も発表された。Search Profile自体はランキング要因ではないが、AI Overviews・AI Modeによるオーガニック流入減少が進むなかで「フォロー」という直接接点を構築できる点に戦略的な意味がある。
現状は米国のみの対応で、国際展開の時期は未定。
最終更新日: 2026年9月18日
何が起きたのか
Search Profilesとは何か:6月4日のローンチ
Google検索は2026年6月4日、「Search profiles(検索プロフィール)」と呼ばれる新機能をローンチした。これは、クリエイターやパブリッシャーがYouTube・Instagram・X・TikTokなど複数プラットフォームに分散して公開しているコンテンツを一箇所に集約し、Google Discoverや検索結果上でユーザーに直接「フォロー」してもらえるようにする仕組みだ。Google検索ヘルプの公式ページ「Create a new Search profile」によれば、Search profileを作成すると、ユーザーはそのクリエイター・パブリッシャーの投稿をGoogle Discoverのフィード上でフォローでき、検索結果上にもそのプロフィールが専用の形で表示されるようになる。
Search profilesは、Googleが近年進めてきた「Discover経由での継続的なコンテンツ供給・ユーザーとの直接接点の構築」という一連の施策の延長線上に位置づけられる機能だ。当サイトが2026年8月21日に報じたDiscoverの自然言語フィード操作とPreferred Sourcesボタン刷新の既報でも触れたとおり、GoogleはDiscover・News・Search全体を横断して「ユーザーが自分の見たいソース・トピックを能動的に選び取れる」パーソナライゼーション機能の拡充を続けている。Search profilesは、その中でも特に「特定のクリエイター・パブリッシャーをフォローする」という、SNSに近い直接的な関係構築の仕組みをGoogle検索エコシステムの中に持ち込んだ点が特徴的な施策と言える。
ただし、ローンチ当初のSearch profilesには高いハードルが設定されていた。申請にあたっては、YouTube・Instagram・Xのいずれかで100,000(10万)フォロワー、またはTikTokで300,000(30万)フォロワーを保有していることが条件とされ、対象は事実上、すでに一定の知名度を確立した大手クリエイター・メディア企業に限られる状態だった。
8月12日:Robby Stein氏が第1弾の引き下げを発表
このフォロワー要件は、ローンチからわずか2ヶ月あまりで見直しが入った。Search Engine Roundtableが2026年8月12日頃に報じたところによれば、Google検索担当バイスプレジデント(VP)のRobby Stein氏がX(旧Twitter)上で、Search profilesのフォロワー要件引き下げを発表した。この第1弾の緩和により、要件はYouTube・Instagram・Xで35,000フォロワー、TikTokで100,000フォロワーへと、いずれも当初の3分の1程度に引き下げられた。
この時点での緩和は、100,000〜300,000フォロワーという当初のハードルが、中堅規模のクリエイター・パブリッシャーにとって依然として高すぎるとGoogle側が判断したことをうかがわせるものだった。もっとも、35,000フォロワーという水準も、個人クリエイターや立ち上げ間もないBtoBオウンドメディアにとっては容易に到達できる数字ではなく、対象は引き続き一定の実績を持つ層に限定されていた。
9月16日:全プラットフォーム共通1万フォロワーへ、3機能も同時発表
そして2026年9月16日、Googleはさらに踏み込んだ第2弾の緩和を発表した。Search Engine Journalの記者Matt G. Southern氏が同日付で報じたところによれば、フォロワー要件はプラットフォームごとの差異を撤廃し、YouTube・Instagram・X・TikTokいずれか1つで10,000フォロワー以上という、全プラットフォーム共通の基準に一本化された。6月のローンチ時点の要件(最大30万フォロワー)と比較すると、TikTokでは実に30分の1、YouTube・Instagram・Xでも10分の1の水準まで引き下げられたことになる。
この一連の経緯を時系列で整理すると、以下のようになる。
| 時期 | YouTube/Instagram/X | TikTok | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2026年6月4日(ローンチ) | 100,000フォロワー | 300,000フォロワー | Search profiles正式開始 |
| 2026年8月12日(第1弾緩和) | 35,000フォロワー | 100,000フォロワー | Robby Stein氏がX上で発表 |
| 2026年9月16日(第2弾緩和) | 10,000フォロワー(全プラットフォーム統一) | 10,000フォロワー(全プラットフォーム統一) | 3機能を同時発表 |
Search Engine Journalの記事によれば、Google検索のプロダクトマネージャーであるIbrahim Badr氏は今回の発表について、「より多くの米国パブリッシャー・クリエイターがプロフィール作成の対象になる("more U.S. publishers and creators eligible to create a profile")」という趣旨のコメントを寄せている。対象拡大が意図的な戦略であることを示す発言だ。
今回の発表では、フォロワー要件の引き下げに加えて、以下の3つの機能が同時に発表されている。
(1)記事表示レイアウトの刷新。Search profileおよびDiscover上でのコンテンツ表示について、ヘッドラインの表示文字数が増加し、サムネイル画像の最適化が図られた。これにより、フィード上での可読性・視認性が向上するとされる。
(2)複数プロフィールのシングルログイン管理。従来、複数のサブブランド・プロフィールを運用する場合、プロフィールごとに別のGoogleアカウントを用意する必要があった。今回の刷新により、メディア企業などが最大10個のサブブランド・プロフィールを、単一のGoogleアカウントから一元的に管理できるようになった。複数のブランド・媒体・シリーズ企画を展開するメディア企業にとっては、アカウント管理の負担を大きく軽減する変更だ。
(3)Search Profile Badge(フォローバッジ)機能。自社ウェブサイトに埋め込める「フォロー」バッジの提供が開始された。Search Engine RoundtableのBarry Schwartz氏が2026年9月16日付で報じたところによれば、このバッジをサイト訪問者がクリックすると、そのサイト運営者のGoogle Search profileへ遷移し、その場でフォローできる仕組みになっている。バッジの詳細な実装仕様・ブランドガイドラインは、Google Search Central公式ドキュメント「Add a Search Profile Badge to Your Website」(2026年9月16日UTC最終更新)に掲載されている。
バッジのブランドガイドライン
Google Search Central公式ドキュメントでは、Search Profile Badgeの実装にあたって以下のガイドラインが定められている。
- タッチターゲットの最小サイズ:Androidでは48×48dp、iOS/ウェブでは44×44px以上を確保すること
- ロゴの改変禁止:バッジに使用されるロゴ(Super G アイコン)の引き伸ばし・回転・色変更は禁止
- バッジの混在使用を避ける:モノクロ版とカラー版のバッジを同一サイト内で混在させないこと
- 既存のPreferred Sources Badgeとの併用:サイト側ですでにPreferred Sources Badge(既存の別機能。8月21日の既報で紹介したパーソナライゼーション機能の一部)を導入している場合、併用時には強調度の高いバージョンのバッジを使用すること
実装自体はシンプルで、<a href="https://profile.google.com/@example"> のようなリンクタグに、指定されたバッジ画像タグを組み合わせるだけのHTMLスニペットで完結する構成になっている。
現状は米国のみ、国際展開は未定
Search Engine Journalの記事によれば、Search Profilesおよび今回の緩和・新機能は、現時点では米国のみを対象としている。国際展開についてはRobby Stein氏が可能性を示唆する発言をしているとされるが、具体的な時期・対象国は明らかにされていない。日本を含む米国以外の市場のクリエイター・パブリッシャーは、現時点ではSearch profileを申請できない状態にある。
なお、Search profile自体はGoogle検索のランキングアルゴリズムに直接影響する「ランキングシグナル」ではない。Search profileを取得したからといって、検索結果の順位が直接的に上昇するわけではなく、あくまでGoogle Discoverでの露出機会や、フォロワーとの直接的な接点構築に関わる機能である点には注意が必要だ。
aiseo-llmo.com ユーザーへの影響
対象が「大手のみ」から「中堅クリエイター・中小ブランド」まで拡大した意味
今回の一連の緩和の中でもっとも実務的なインパクトが大きいのは、対象クリエイター・パブリッシャーの裾野が劇的に広がった点だ。6月のローンチ時点では、YouTube・Instagram・Xで100,000フォロワー、TikTokで300,000フォロワーという要件は、事実上、すでに一定のブランド力・知名度を確立した大手メディア・著名インフルエンサーにしか到達できない水準だった。これが9月16日時点で全プラットフォーム共通10,000フォロワーまで引き下げられたことにより、これまで対象外だった以下のような層が新たに申請可能になったとみられる。
- 登録者1万〜10万人規模のYouTubeチャンネルを運営する中堅クリエイター
- フォロワー1万人台のInstagram・X運用を行うニッチ分野の専門家・インフルエンサー
- 自社YouTubeチャンネルやX公式アカウントを一定規模まで育ててきた中小企業のブランドアカウント
- BtoB領域で専門性の高い情報発信を継続し、SNSフォロワーを着実に積み上げてきたオウンドメディア担当者
10,000フォロワーという水準は、数年単位で継続的にコンテンツを発信してきた中堅〜中小規模の運営者であれば、決して非現実的な数字ではない。この意味で、今回の緩和は「Search profilesという仕組みを、一部の大手だけのものから、より広い裾野のクリエイター・ブランドが使える施策へと転換させた」変化だと位置づけられる。
AI Overviews時代における「フォロー」という直接接点の戦略的価値
当サイトがこれまで継続的に報じてきたとおり、AI OverviewsやAI Modeの普及に伴い、検索結果からウェブサイトへのオーガニックなクリック流入は構造的に減少する傾向にある。AI Overview表示によるクリック率58%減とランク1位防衛戦略で詳しく扱ったとおり、AIが検索クエリへの回答を直接生成・提示することで、ユーザーが個別サイトを訪問する必然性そのものが薄れつつある。こうした「ゼロクリック化」が進む検索環境の中で、Search profilesの「フォロー」という仕組みは、検索エンジンのアルゴリズムを介さずに、フォロワーへ継続的にコンテンツを届けられる直接接点を構築できる点で、戦略的な価値を持つ。
具体的には、一度フォローしてもらえれば、そのクリエイター・パブリッシャーの新規コンテンツはGoogle Discoverのフィード上で優先的に表示される可能性が高まるとみられる。これは、SNSプラットフォームにおける「フォロー」機能が持つ効果と類似した構造であり、検索結果の順位変動やAI Overviewsによる引用の有無に左右されない、比較的安定した露出チャネルを確保できる可能性がある点で注目に値する。ゼロクリック検索時代のブランド想起とマネタイズで論じたとおり、クリックを前提としないブランド接点の構築が今後ますます重要になる中、Search profilesとそのバッジ機能は、その具体的な実装手段の一つになり得る。
「ランキング要因ではない」点への注意喚起
一方で、過度な期待は禁物だ。Search profile自体はGoogleの検索ランキングアルゴリズムに直接影響するシグナルではない。Search profileを取得し、フォロワーを増やしたからといって、通常のオーガニック検索結果における順位が自動的に上昇するわけではない点は明確に理解しておく必要がある。Search profilesはあくまで、Google Discoverでの露出機会拡大とフォロワーとの直接接点構築に寄与する機能であり、検索順位の改善を目的とした施策とは切り分けて捉えるべきだ。SEO・LLMO施策の一環として位置づける場合も、「ランキング改善策」ではなく「ブランド認知・継続接点構築策」として設計する必要がある。
業種別・規模別の実務インパクト
ニュースメディア・出版社:今回発表された「複数プロフィールのシングルログイン管理(最大10個)」機能は、複数のブランド・セクション(例えば総合メディアの中の特定ジャンル専門メディアなど)を展開するニュースメディア・出版社にとって、運用効率を大きく改善する変更だ。従来はサブブランドごとに別のGoogleアカウントでプロフィールを管理する必要があり、アカウント管理・権限委譲の負担が大きかった。
YouTuber・個人インフルエンサー:登録者1万人台のYouTuberも新たに対象範囲に入ったことで、これまでSearch profilesの存在自体を「自分には関係のない大手向けの機能」として認識していなかった層にとっても、現実的な選択肢になった。米国在住・米国向けチャンネル運営者であれば、早期に申請を検討する価値がある。
BtoBオウンドメディア担当者:自社のX・LinkedIn(※Search profilesの対象プラットフォームはYouTube/Instagram/X/TikTokであり、LinkedInは含まれない点に注意)・YouTubeなどで一定のフォロワーを積み上げてきたBtoB企業の担当者にとって、Search profilesは新たなリード獲得・ブランド認知チャネルとなり得る。ただし前述のとおり米国限定の機能である点、および通常のローカルビジネスは対象外である点(対象は「クリエイター・パブリッシャー・ブランド」)には留意が必要だ。
中小企業ブランド:自社ブランドとして一定規模のSNSフォロワーを持つ中小企業も、対象条件を満たせば申請できるようになった。ただし、繰り返しになるが対象は「クリエイター・パブリッシャー・ブランド」であり、実店舗中心の通常のローカルビジネス(飲食店・美容室など)は今回の対象には含まれない。
今すぐできる対応策
1. 自社のフォロワー数を確認する
まず着手すべきは、YouTube・Instagram・X・TikTokの各プラットフォームにおける自社(または個人)のフォロワー数を確認することだ。今回の緩和により、いずれか1つのプラットフォームで10,000フォロワー以上を達成していれば申請条件を満たす。複数プラットフォームを運用している場合は、もっともフォロワー数の多いプラットフォームを軸に申請を検討するとよい。
2. 申請条件を確認する
Search profileの申請にあたっては、フォロワー数の条件に加えて以下の基本条件を満たしている必要がある。
- 18歳以上であること
- Googleのポリシーガイドラインに準拠したコンテンツを発信していること
- 現時点では米国を拠点とする(米国向けの)クリエイター・パブリッシャーであること
3. profile.google.com/claimから申請する
条件を満たしている場合、Google検索ヘルプの公式ページ「Create a new Search profile」の案内に沿って、Search profileの作成・申請手続きを進める。申請プロセスでは、対象プラットフォームのアカウントとの紐付け・本人確認などのステップが必要になるとみられる。具体的な申請画面・入力項目は随時更新される可能性があるため、申請時点の公式ヘルプページの最新の案内を必ず確認すること。
4. Search Profile Badgeを自社サイトに実装する
Search profileを取得済み、または取得予定の場合、自社ウェブサイトにフォローバッジを設置することで、サイト訪問者を直接Search profileのフォロワーへ転換できる可能性がある。Google Search Central公式ドキュメントに掲載されているガイドラインに沿った実装例は以下のようになる。
<a href="https://profile.google.com/@example" target="_blank" rel="noopener">
<img
src="/assets/google-search-profile-badge.svg"
alt="Googleで@exampleをフォロー"
width="176"
height="44"
/>
</a>
実装にあたっては、以下の点を必ず遵守すること。
- タッチターゲットのサイズはAndroidで48×48dp以上、iOS/ウェブで44×44px以上を確保する
- バッジのロゴ(Super G アイコン)を引き伸ばす・回転させる・色を変更するなどの改変を行わない
- モノクロ版とカラー版のバッジを同一サイト内で混在させない
- Preferred Sources Badgeを既に導入している場合は、強調度の高いバージョンのバッジを優先して使用する
- バッジ画像・仕様は今後更新される可能性があるため、実装前に必ずGoogle Search Central公式ドキュメントの最新版を確認する
5. 複数プロフィール管理機能を活用する(該当する場合)
複数のブランド・サブメディアを運営している企業・メディアは、最大10個のプロフィールを単一のGoogleアカウントで一元管理できる新機能を活用し、アカウント管理体制を整理することを検討したい。従来別アカウントで運用していたサブブランドを統合管理に移行することで、権限管理・運用工数の削減が見込める。
6. Discover経由の流入計測を準備する
Search profileの効果を検証するためには、Google Discover経由の流入をGoogle Search ConsoleやGA4で継続的にモニタリングできる体制を整えておくことが望ましい。AIリファラルトラフィックのGA4計測設定で紹介した計測設計の考え方は、Discover経由・Search profile経由の流入を切り分けて評価する上でも応用できる。
7. 国際展開の動向を継続的にウォッチする
現時点でSearch profilesは米国限定の機能だが、Robby Stein氏の発言からは国際展開の可能性が示唆されている。日本を含む米国以外の市場のクリエイター・パブリッシャーは、現時点では申請できないものの、将来的な展開に備えて機能の存在・仕様を把握しておき、展開が発表され次第すぐに動ける準備をしておくことが有効だ。
よくある質問
Q1. Search profilesのフォロワー要件は結局いくつになったのか?
2026年9月16日時点で、YouTube・Instagram・X・TikTokのいずれか1つで10,000フォロワー以上という、全プラットフォーム共通の基準に統一された。6月のローンチ時点(最大30万フォロワー)、8月の第1弾緩和(最大10万フォロワー)から、2段階の緩和を経て大幅に引き下げられている。
Q2. なぜGoogleは段階的にフォロワー要件を引き下げているのか?
Search Engine Journalの記事でGoogle検索のプロダクトマネージャーIbrahim Badr氏が「より多くの米国パブリッシャー・クリエイターがプロフィール作成の対象になる」とコメントしているとおり、対象範囲の拡大が意図的な狙いだとみられる。Discover上でのコンテンツ供給の多様化、および中堅規模のクリエイター・パブリッシャーとユーザーとの直接接点構築を促進する狙いがあると考えられるが、Google側から詳細な戦略的意図が公式に説明されているわけではない点には留意したい。
Q3. Search profileを取得すると検索順位は上がるのか?
いいえ。Search profile自体はGoogleの検索ランキングアルゴリズムに直接影響するランキングシグナルではない。Search profileはGoogle Discoverでの露出機会拡大とフォロワーとの直接接点構築に関わる機能であり、通常のオーガニック検索順位を直接改善するものではない。
Q4. 日本のクリエイター・企業もSearch profilesを申請できるのか?
現時点(2026年9月18日)では、Search profilesは米国のみを対象としており、日本を含む米国以外の市場のクリエイター・パブリッシャーは申請できない。国際展開についてはGoogle検索担当VPのRobby Stein氏が可能性を示唆しているとされるが、具体的な時期・対象国は明らかになっていない。
Q5. 通常のローカルビジネス(飲食店・美容室など)もSearch profilesの対象になるのか?
いいえ。Search profilesの対象は「クリエイター・パブリッシャー・ブランド」であり、通常の実店舗中心のローカルビジネスは対象外とされている。ローカルビジネス向けの情報発信・可視性向上策としては、Googleビジネスプロフィールなど別の施策を検討する必要がある。
Q6. Search Profile Badgeとは何か、どう実装するのか?
自社ウェブサイトに埋め込める「フォロー」ボタン形式のバッジ機能。訪問者がバッジをクリックすると、サイト運営者のGoogle Search profileページへ遷移し、その場でフォローできる。実装は <a href="https://profile.google.com/@example"> のリンクタグと指定の画像タグを組み合わせたシンプルなHTMLスニペットで、Google Search Central公式ドキュメントに詳細なブランドガイドライン(タッチターゲットサイズ、ロゴ改変禁止など)が掲載されている。
Q7. 複数プロフィールのシングルログイン管理とは具体的にどんな機能か?
従来、複数のサブブランド・プロフィールを運用する場合、プロフィールごとに別々のGoogleアカウントを用意する必要があった。今回の刷新により、メディア企業などが最大10個のサブブランド・プロフィールを単一のGoogleアカウントから一元的に管理できるようになった。複数のブランド・媒体を展開する組織のアカウント管理負担を軽減する変更である。
Q8. Search Profile BadgeとPreferred Sources Badgeの違いは何か?
Preferred Sources Badgeは、2026年8月20日発表のDiscover・Search・Newsパーソナライゼーション機能刷新の一環として提供されている、既存の別機能(詳細は当サイトの8月21日の既報を参照)。Search Profile Badgeは今回新たに発表された機能で、目的はいずれも「ユーザーをフォロー・優先表示設定に誘導する」点で共通するが、遷移先・仕組みが異なる。両者を同一サイトで併用する場合、Google公式ガイドラインでは強調度の高いバージョンのバッジを使用することが推奨されている。
Q9. フォロワー要件を満たしていれば必ずSearch profileを作成できるのか?
フォロワー数の条件を満たすことに加えて、18歳以上であること、Googleのポリシーガイドラインに準拠したコンテンツを発信していることなどの基本条件を満たす必要がある。また現時点では米国のクリエイター・パブリッシャーが対象であるため、これらすべての条件を満たした上で、公式の申請プロセスを経る必要がある。
Q10. Search profilesは今後さらに要件が緩和される可能性はあるか?
6月のローンチから3ヶ月あまりで2段階の緩和が行われた経緯を踏まえると、今後もさらなる調整が行われる可能性は否定できない。ただし、これはあくまで過去の推移から推測される可能性であり、Google公式が今後の緩和方針を明言しているわけではない点には注意が必要だ。国際展開の時期とあわせて、今後の公式発表を継続的にウォッチすることが望ましい。
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参考文献
- Google Search Profiles Now Available At 10,000 Followers — Search Engine Journal(参照: 2026-09-18)
- Google Search Profile Badge - How To Add It To Your Site — Search Engine Roundtable(参照: 2026-09-18)
- Google Lowers Subscriber Requirements For Search Profiles — Search Engine Roundtable(参照: 2026-09-18)
- Add a Search Profile Badge to Your Website — Google Search Central(参照: 2026-09-18)
- Create a new Search profile — Google検索ヘルプ(参照: 2026-09-18)
- Google Lowers Follower Requirements For Search Profiles, Widening Access To Smaller Creators — NetInfluencer(参照: 2026-09-18)
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