Search Console 生成AIパフォーマンスレポートの見方【2026年7月版】
2026年6月にSearch Consoleへ追加された生成AIパフォーマンスレポートの開き方・指標の読み方・従来の検索パフォーマンスレポートとの違いを、画面構成と手順に沿って実務目線で解説する。
目次(30項目)
- はじめに
- 生成AIパフォーマンスレポートとは何か
- レポートの開き方と表示されないときの確認ポイント
- 開き方の手順
- 表示されない場合に確認すべき点
- 画面の見方:5つのディメンションを読み解く
- 従来の検索パフォーマンスレポートとの違い
- 生成AI経由の表示回数を抽出する実践手順
- データの制約と読み解き方の注意点
- サンプリングと集計の不一致
- データの遅延
- AI Overviewとオーガニック検索の関係
- 段階的ロールアウトによるサンプルの偏り
- クエリが取れないことの実務的な影響
- AIブロック機能との関係
- 実務での活用ステップとLLMO施策への接続
- 月次レポートテンプレート例
- よくある質問
- Q1. 生成AIパフォーマンスレポートはいつから使えるようになりましたか?
- Q2. 自分のSearch Consoleにレポートが表示されないのはなぜですか?
- Q3. 生成AIパフォーマンスレポートでどんなクエリに引用されたか分かりますか?
- Q4. クリック数やCTRは見られますか?
- Q5. AI Overview経由の表示は、通常の検索パフォーマンスレポートのインプレッションと二重計上されますか?
- Q6. データにはどれくらいの遅延がありますか?
- Q7. Search版とDiscover版の生成AIパフォーマンスレポートは何が違いますか?
- Q8. AIブロック機能とは何ですか? 使うべきですか?
- Q9. 表示回数が0になった場合、本当にインプレッションが消えたと判断していいですか?
- Q10. 中小規模サイトでもこのレポートは活用する価値がありますか?
- 関連用語
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Search Console 生成AIパフォーマンスレポートの見方【2026年7月版】
この記事の結論: 2026年6月にSearch Consoleへ追加された「生成AIパフォーマンスレポート」は、AI Overview・AIモード経由のインプレッションをページ・国・デバイス・日付の5軸で切り出して見られる新レポートだ。ただしクエリ・クリック・CTR・掲載順位は含まれず、流入評価はGA4など既存指標との併用が前提になる。
最終更新日: 2026年7月18日
はじめに
2026年6月3日、GoogleはSearch Consoleに「生成AIパフォーマンスレポート」(Search 版・Discover 版の2種類)を追加した。これはAI OverviewやAIモードといった生成AI機能の中で自社サイトがどれだけ表示されたかを、これまでの検索パフォーマンスレポートとは別枠のビューで確認できる新機能だ。
自社サイトで「生成AI経由の露出」を初めて数値で追えるようになった意義は大きい一方、実際に管理画面を開くと戸惑う担当者が多い。従来の検索パフォーマンスレポートに慣れているほど、「クエリはどこ?」「クリック数が無いのはなぜ?」という疑問にぶつかるはずだ。この違いを理解しないまま数字だけを見ると、誤った意思決定につながりかねない。
本記事では、生成AIパフォーマンスレポートの開き方から画面の読み方、従来レポートとの違い、データの制約、実務での活用手順までを、2026年7月時点の最新仕様に沿って解説する。GEO・LLMO施策全体の中でこのレポートをどう位置づけるかは、AI検索最適化ガイドやLLMO完全ガイドもあわせて参照してほしい。
生成AIパフォーマンスレポートとは何か
生成AIパフォーマンスレポートは、Google検索およびDiscoverの生成AI機能におけるサイトのインプレッション(表示回数)データを提供するレポートだ。対象となる生成AI機能は主に以下の2つである。
| 機能 | 概要 |
|---|---|
| AI Overview(AIによる概要) | 検索結果ページ上部にAIが要約を生成し、その中に情報源としてページへのリンクが表示される機能 |
| AIモード(AI Mode) | チャット形式で対話しながら検索できるモード。回答内にページへのリンクが挿入される |
これまで、これらの生成AI機能でのインプレッションは通常の「検索パフォーマンス」レポートの数値に混ざって集計されており、AI由来かどうかを切り分けることができなかった。生成AIパフォーマンスレポートはこの中から生成AI機能分だけを抽出して独立表示する、いわば「内訳ビュー」にあたる。
公開当初はイギリスの一部サイトから段階的にロールアウトが始まり、その後インドなど他地域のサイトオーナーからも表示報告が上がっている。2026年7月時点でも全アカウントに一斉展開された状態ではなく、Search Central Blogの発表でも「さらなる展開前に十分なテストとフィードバック収集を行う」段階と説明されている。自分のプロパティにまだ表示されない場合でも異常ではない。
レポートの開き方と表示されないときの確認ポイント
開き方の手順
- Search Console にログインし、対象プロパティを選択する
- 左側メニューの「検索パフォーマンス」セクション内、または新設された「生成AI」カテゴリから「生成AIパフォーマンス(検索)」を開く
- Discover 経由の生成AI表示を見たい場合は同カテゴリの「生成AIパフォーマンス(Discover)」を開く
- 画面上部の期間セレクタで集計期間を選び、下部の表でディメンションを切り替える
表示されない場合に確認すべき点
生成AIパフォーマンスレポートがメニューに出てこない、または開いても「データがありません」と表示される場合、以下のいずれかが原因であることが多い。
- 段階的リリースの対象外:自プロパティがまだロールアウト範囲に含まれていない
- インプレッション不足:生成AI機能内での表示回数が集計に足る水準に達していない
- 除外設定:後述の「AIブロック機能」等でサイト側が生成AI機能への表示自体をブロックしている
- プロパティ種別の制約:ドメインプロパティではなくURLプレフィックスプロパティを見ている、権限が「フル」未満などSearch Console側の一般的な表示制約
表示されるようになるまでは、通常の検索パフォーマンスレポートで代替の傾向把握(インプレッション急増ページの確認など)を続けるのが現実的な対応になる。
画面の見方:5つのディメンションを読み解く
生成AIパフォーマンスレポートで確認できる指標とディメンションは、現時点で以下の5種類に限定されている。
| ディメンション | 内容 |
|---|---|
| インプレッション数 | Google検索の生成AI機能内でユーザーにサイトへのリンクが表示された回数 |
| ページ | 生成AI機能内に表示されたURLごとの内訳 |
| 国・地域 | 表示が発生したユーザーの所在国 |
| デバイス | パソコン・モバイル・タブレット別の内訳(Search版のみ) |
| 日付 | 日次・週次・月次で切り替え可能。タイムゾーンは太平洋時間 |
グラフ上部には期間全体の合計インプレッション数が表示され、下の表でページ・国・デバイス・日付いずれかの軸に切り替えてブレークダウンできる。通常の検索パフォーマンスレポートと同様、表示行数には上限(1,000行)があり、それを超えるデータはグラフ側の集計とテーブル側の集計で合計値が一致しないことがある点に注意したい。データが存在しない期間・行は「0」として表示される仕様であり、欠損とゼロ表示は区別されないため、急に数値が0になった場合は「本当にインプレッションが消えたのか」「そもそもレポート対象外になったのか」を切り分ける必要がある。
具体的な読み解き方の例を挙げる。
- ページディメンションで上位が集中している場合:特定の記事・製品ページだけが生成AIに繰り返し参照されている状態。そのページの構成(FAQ形式、定義文の明確さ、箇条書きの多さなど)を他ページへ横展開する余地がある
- 国別に偏りがある場合:AI OverviewやAIモードの提供国・言語ロールアウト状況の影響を強く受けている可能性が高く、自社の施策効果と切り分けて評価する
- 日別データが乱高下する場合:Googleの生成AI機能自体の表示ロジック変更やアルゴリズム調整の影響である可能性があり、単一の施策変更の効果測定には向かない
従来の検索パフォーマンスレポートとの違い
生成AIパフォーマンスレポートと、従来から使われている検索パフォーマンスレポートは似て非なるものだ。両者の違いを整理する。
| 項目 | 検索パフォーマンスレポート(従来) | 生成AIパフォーマンスレポート(新設) |
|---|---|---|
| 対象 | 通常の検索結果(生成AI機能分も混在) | AI Overview・AIモードなど生成AI機能のみ |
| クエリ | 取得可能 | 取得不可 |
| クリック数 | 取得可能 | 取得不可 |
| CTR | 取得可能 | 取得不可 |
| 掲載順位 | 取得可能 | 取得不可(そもそも順位という概念がない) |
| ページ | 取得可能 | 取得可能 |
| 国・デバイス・日付 | 取得可能 | 取得可能 |
| データエクスポート | 可能 | 可能 |
最大の違いは、生成AIパフォーマンスレポートにクエリ・クリック数・CTR・掲載順位が一切含まれない点にある。つまり「どのキーワードで」「何回クリックされ」「どれくらいのCTRだったか」は分からず、「どのページが」「何回表示だけされたか」しか分からない。これは多くの実務者から「露出はわかるが成果は測れない」という指摘を受けている理由でもある。
なお、従来の検索パフォーマンスレポートに表示される合計インプレッション数には、これまでも生成AI機能経由の表示が含まれていた(合算されている)。生成AIパフォーマンスレポートはその内訳を切り出して見せるものであり、両者を単純に合算すると二重計上になる点に注意したい。
生成AI経由の表示回数を抽出する実践手順
自社サイトの生成AI露出状況を定点観測する際は、以下の手順で確認するとぶれが少ない。
- 生成AIパフォーマンスレポート(検索)を開き、直近28日のインプレッション推移を確認する。急増・急減がないかをまず把握する
- ディメンションを「ページ」に切り替え、上位20〜30件のURLを書き出す。表示回数の多いページの共通点(コンテンツ形式、公開時期、更新頻度)をメモする
- 同じ期間の通常の検索パフォーマンスレポートで、同じページ群のインプレッション・クリック数・掲載順位を確認する。生成AI版にはクリックがないため、通常レポート側の数値と突き合わせることで、生成AI表示が実際の流入にどう影響しているかを間接的に推測する
- GA4(Google アナリティクス4)の参照元/メディアレポートで、AI関連リファラー(chatgpt.com、perplexity.ai、gemini.google.com等の直接流入や参照トラフィック)を確認する。生成AIパフォーマンスレポートにはクリック情報がないため、実際の流入計測はGA4側が担う
- 国・デバイスディメンションで異常値がないか確認する。特定デバイスや特定国だけ極端に多い・少ない場合は、Googleの生成AI機能のロールアウト状況による外的要因である可能性を検討する
- 月次でスプレッドシート等に手動転記し、時系列の推移をトラッキングする。1,000行制限があるため、ページ数が多いサイトはURLパターンやディレクトリ単位で集計する運用が現実的
この一連の作業は、AI検索トラフィックのGA4計測設計やエージェント型トラフィックのセグメント設計と組み合わせることで、露出(Search Console側)と流入(GA4側)の両輪を追う体制になる。
データの制約と読み解き方の注意点
生成AIパフォーマンスレポートを運用に組み込む前に、以下の制約を理解しておく必要がある。
サンプリングと集計の不一致
グラフ表示とテーブル表示で集計ロジックが異なるため、期間合計値が一致しないケースがある。従来の検索パフォーマンスレポートでも同様の挙動があり、目安の数値として扱うのが安全だ。
データの遅延
生成AI機能でのインプレッションがレポートに反映されるまでにはタイムラグがある。従来の検索パフォーマンスレポートと同程度、数日単位の反映遅延を見込んでおくとよい。日次で細かく増減を追うより、週次・月次の傾向で判断する方が実務上のブレが少ない。
AI Overviewとオーガニック検索の関係
AI Overview内のリンクは、必ずしも同じページの通常のオーガニック検索順位と連動しない。上位表示されていないページがAI Overviewに引用されるケースもあれば、逆に上位表示されているのにAI Overviewには一切現れないページもある。生成AIパフォーマンスレポートの数値は、通常のSERPにおけるランキングとは独立した現象として扱うべきだ。
段階的ロールアウトによるサンプルの偏り
2026年7月時点では提供対象がまだ限定的なため、業界全体・競合との横比較データとしては未成熟な段階にある。自社の時系列推移を追うことには使えるが、他社比較のベンチマークとして扱うのは時期尚早と考えたい。
クエリが取れないことの実務的な影響
「どんな検索意図・クエリに対して生成AIに引用されたのか」が分からないため、コンテンツ改善の優先順位づけには通常検索のクエリデータ・サードパーティのAI言及モニタリングツール・自社での手動プロンプトテストなど、他の情報源を組み合わせる必要がある。
AIブロック機能との関係
生成AIパフォーマンスレポートの追加と同時期に、Googleは自社コンテンツをAI Overview・AIモードの生成に利用させない「AIブロック機能」の提供も進めている。これはnoindexやrobots.txtによるクロール制御とは別に、通常の検索結果には表示させつつ生成AI機能の回答生成にだけ使われないよう指定する仕組みだ。
生成AIパフォーマンスレポートで自社ページの表示回数が伸びている場合、それは「AIに引用される機会が増えている」ポジティブなシグナルとして読める一方、想定していないページ(表記ゆれの強いFAQページや、意図せず断片的に引用されているページなど)が多く表示されている場合は、AIブロック機能の適用を検討する材料にもなる。両機能はセットで捉え、露出を増やしたいページと制御したいページを事前に切り分けておくと運用がしやすい。
実務での活用ステップとLLMO施策への接続
生成AIパフォーマンスレポート単体では「露出」しか分からないため、実務では以下のような役割分担で運用するのが現実的だ。
- 露出の定点観測:生成AIパフォーマンスレポート(Search Console)
- 流入・行動の計測:GA4(参照元・イベント・コンバージョン)
- 引用のされ方・文脈の把握:手動でのプロンプトテスト、サードパーティのAI言及モニタリングツール
- コンテンツ改善:上記3つの情報を突き合わせ、AEO・GEOの観点で見出し構造・FAQ・定義文を磨き込む
例えば、生成AIパフォーマンスレポートで特定ページのインプレッションが急増していても、GA4側で流入が伴っていなければ「AIの回答内で完結してしまい、ゼロクリックで終わっている」可能性が高い。この場合、単に露出を追うだけでなく、AI OverviewのCTR低下からの回復策のような、クリックを誘発する見出し・要約文の設計に踏み込む必要がある。
また、生成AIに引用されたページの傾向をAI引用率のPDCA計測サイクルに組み込むことで、単発の確認作業ではなく継続的な改善ループとして運用できる。
月次レポートテンプレート例
生成AIパフォーマンスレポートは1,000行制限や集計方法の違いがあるため、Search Console画面をそのつど確認するだけでなく、月次で数値を転記して自社用の推移表を作っておくと変化に気づきやすい。以下は転記項目の一例だ。
| 項目 | 記入内容の例 |
|---|---|
| 対象月 | 2026年7月 |
| 生成AI経由の月間インプレッション合計 | Search版レポートのグラフ合計値 |
| 表示回数トップ10ページ | ページディメンションの上位10件URL |
| 前月比増減 | 合計値・トップページ双方の増減率 |
| 同期間の通常検索インプレッション | 検索パフォーマンスレポート側の同ページの数値 |
| 同期間のGA4流入(AI経由推定) | chatgpt.com等のリファラー・直接流入の増減 |
| 気づき・仮説 | 増減の要因として考えられるコンテンツ変更・外的要因 |
この表を毎月更新することで、単月の数値だけでは見えない「生成AIからの露出がじわじわ増えているページ」や「一時的にスパイクしただけのページ」を区別できるようになる。特にサイト全体で扱う記事数が多い場合は、ディレクトリ単位(例: /articles/ 配下、/glossary/ 配下)で集計しておくと、コンテンツ種別ごとの生成AI露出傾向も把握しやすい。
よくある質問
Q1. 生成AIパフォーマンスレポートはいつから使えるようになりましたか?
2026年6月3日にGoogleが正式発表し、Search版・Discover版が段階的にロールアウト中だ。
Search Central Blogでの発表時点ではイギリスの一部サイトから展開が始まり、その後インドなど他地域のサイトオーナーからも表示報告が上がっている。2026年7月時点でも全プロパティへの一斉公開ではなく、今後さらに対象が拡大していく見込みだ。
Q2. 自分のSearch Consoleにレポートが表示されないのはなぜですか?
ロールアウト対象外か、生成AI機能内でのインプレッションがまだ集計に足る水準に達していない可能性が高い。
Googleは意図的に段階的公開を行っており、十分なテストとフィードバック収集を経てから対象範囲を広げる方針を明らかにしている。表示条件を明確な基準として公開していないため、現時点では「気長に待つ」以外の確実な対処法はない。通常の検索パフォーマンスレポートで代替の傾向把握を続けるのが現実的だ。
Q3. 生成AIパフォーマンスレポートでどんなクエリに引用されたか分かりますか?
分からない。現時点でクエリ(検索キーワード)情報は含まれていない。
これはレポートの最大の制約として複数の専門家から指摘されている点だ。ページ単位のインプレッション数は分かっても、そのページがどのような質問・意図に対して生成AIの回答に組み込まれたのかは、Search Console単体では特定できない。自社での手動プロンプトテストや、AI言及をモニタリングするサードパーティツールとの併用が必要になる。
Q4. クリック数やCTRは見られますか?
見られない。現時点でクリック数・CTR・掲載順位は提供されておらず、インプレッションのみのレポートだ。
そのため「表示されたことは分かるが、そこからサイトに来たかどうかは分からない」状態になる。実際の流入を把握するにはGA4の参照元レポートを併用し、chatgpt.comやperplexity.aiなどAI関連のリファラー、あるいは直接流入の増減を別途トラッキングする必要がある。
Q5. AI Overview経由の表示は、通常の検索パフォーマンスレポートのインプレッションと二重計上されますか?
見かけ上は二重に見えるが、実際には従来レポートの合計値の内訳を生成AIパフォーマンスレポート側が切り出しているだけだ。
従来の検索パフォーマンスレポートの合計インプレッション数には、これまでも生成AI機能経由の表示が含まれた状態で集計されてきた。生成AIパフォーマンスレポートはその内訳の一部を独立ビューとして見せているに過ぎないため、両方のレポートの数値を単純に足し合わせると数値が過大になる点に注意したい。
Q6. データにはどれくらいの遅延がありますか?
数日単位の反映遅延を見込むのが安全で、当日〜直近のリアルタイム反映は期待できない。
従来の検索パフォーマンスレポートと同程度のタイムラグがあるとみられ、日次の細かい増減を追うよりも週次・月次の傾向で判断する方がノイズに振り回されにくい。特にキャンペーンや施策の効果測定に使う場合は、最低でも1〜2週間の観測期間を確保したい。
Q7. Search版とDiscover版の生成AIパフォーマンスレポートは何が違いますか?
Search版はAI Overview・AIモードなど検索結果内の生成AI機能を対象とし、Discover版はDiscoverフィード内の生成AI機能を対象とする、別レポートだ。
両者はSearch Console上で別メニューとして提供されており、それぞれ独立して期間・ディメンションを設定する必要がある。Discover経由の流入が多いメディアサイトであれば、Discover版のレポートも併せて定期チェックする価値がある。
Q8. AIブロック機能とは何ですか? 使うべきですか?
AI Overview・AIモードの回答生成にコンテンツを使われないよう指定できる新しい制御機能で、露出を絞りたいページがある場合に検討する。
通常の検索結果には表示させつつ、生成AIの回答生成にだけ使わせない、という粒度の制御ができる点がrobots.txtやnoindexとは異なる。生成AIパフォーマンスレポートで意図しないページの表示回数が多いことが分かった場合や、生成AIに要約されることで直接流入を失うリスクが高いコンテンツ(無料相談への誘導文など)がある場合に、適用を検討する材料になる。すべてのサイトが一律で使うべき機能ではなく、露出を増やしたい記事と制御したい記事を事前に切り分けた上で判断するのが望ましい。
Q9. 表示回数が0になった場合、本当にインプレッションが消えたと判断していいですか?
即断はできない。0表示にはデータ欠損の場合と実際にゼロだった場合の両方が含まれる仕様のため、複数期間で確認する必要がある。
生成AIパフォーマンスレポートでは、データが存在しない期間・行も「0」として一律表示される。集計対象外だった可能性と、実際に生成AI機能内での表示がゼロだった可能性を区別できないため、単月・単日の0表示だけで「AIからの評価が落ちた」と判断するのは早計だ。前後の期間や通常の検索パフォーマンスレポート側の推移も合わせて確認したい。
Q10. 中小規模サイトでもこのレポートは活用する価値がありますか?
インプレッション数が少なくレポート自体が表示されないケースもあるが、表示され次第、露出ページの傾向把握に使う価値は十分にある。
生成AIパフォーマンスレポートは表示対象になるための最低インプレッション数の基準を明確にしていないため、月間PV数が少ないサイトでは当面レポートが利用できない可能性がある。その間は通常の検索パフォーマンスレポートでの間接的な傾向把握、GA4でのAIリファラー確認、手動でのプロンプトテストといった代替手段を並行して行い、レポートが使えるようになったタイミングでスムーズに定点観測へ移行できるよう準備しておくとよい。
関連用語
関連記事
参考文献
- 生成 AI パフォーマンス レポート(検索) - Search Console ヘルプ — Google(参照: 2026-07-18)
- 生成 AI パフォーマンス レポート(Discover) - Search Console ヘルプ — Google(参照: 2026-07-18)
- Introducing Search Generative AI performance reports in Search Console — Google Search Central Blog(参照: 2026-07-18)
- Google Search Console AI performance reports and controls to block your content in AI responses — Search Engine Land(参照: 2026-07-18)
- Google Search Console Generative AI Performance Report Rolling Out To More — Search Engine Roundtable(参照: 2026-07-18)
- Google、Search ConsoleにAI検索パフォーマンスレポートをリリース!(ただし問題点あり?) — 海外SEO情報ブログ(参照: 2026-07-18)
- Search Console新機能「生成AIパフォーマンスレポート」徹底解説 — awoo(参照: 2026-07-18)
- Google Search Consoleに「生成AIパフォーマンスレポート」と「AIブロック機能」が追加 — SEO HACKS(参照: 2026-07-18)
関連用語
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