見出しタグ(h1/h2/h3)の正しい使い方
見出しタグh1/h2/h3の正しい使い方をSEO初心者向けに解説。h1は1つだけ、階層を飛ばさない、キーワードを自然に含めるなど、Google公式準拠の鉄則をまとめました。
見出しタグ(h1/h2/h3)の正しい使い方
この記事の結論: 見出しタグは「h1は1つだけ、階層を飛ばさない、キーワードを自然に含める」の3原則を守れば失敗しません。これだけでGoogleとAIの両方に正しく構造が伝わります。
最終更新日: 2026-05-04
はじめに
「h1って何回使っていいの?」「h3を飛ばしてh4を使ってもいい?」そんな初心者の疑問に答える記事です。Google公式とWeb標準(HTML Living Standard)に基づいて、SEOとアクセシビリティの両方に効く見出しの使い方を解説します。
見出しタグの役割
見出しタグ(h1〜h6)は、文書の構造を表すHTML要素です。検索エンジンとAI、そしてスクリーンリーダーが文書を理解するための「目次」として機能します。
| タグ | 役割 |
|---|---|
| h1 | ページ全体のタイトル(1ページに1つ) |
| h2 | 大セクション(複数OK) |
| h3 | 中セクション(h2の中) |
| h4〜h6 | 小・極小セクション |
3つの基本ルール
ルール1:h1は1ページに1つ
HTML5では複数のh1が技術的に許されますが、SEO的には1ページ1つが推奨です。h1はページの「主題」を示すため、複数あると主題が分散します。
ルール2:階層を飛ばさない
h2の次はh3、h3の次はh4と順番に降りていきます。h2の直下にh4を置くのはNGです。これは見た目の問題ではなく、構造解析の問題です。
○ 正しい例
h1 > h2 > h3 > h2 > h3
× 悪い例
h1 > h3 > h2 > h4
ルール3:キーワードを自然に含める
h1には主要キーワード、h2には関連キーワードを含めます。ただし詰め込みは逆効果。文章として自然なものを優先しましょう。
ポイント: 見出しは「ページ内目次」として機能します。見出しだけ読んで内容が把握できるかをチェックしましょう。
h1とタイトルタグの違い
混同されがちですが、別物です。
- タイトルタグ:
<title>、検索結果やブラウザタブに表示 - h1:
<h1>、ページ本文の冒頭に表示
両者は同じか近い内容にするのが理想ですが、必ずしも同一である必要はありません。タイトルタグはCTR重視、h1は読者へのメッセージ重視で書き分ける手法もあります。
見出しを設計するコツ
コツ1:先に見出しだけ書く
執筆前に見出しだけを箇条書きで作ると、論理構造が固まり、本文がブレません。
コツ2:上位記事の見出しを参考にする
狙うキーワードで検索して、上位3〜5記事の見出し構成を分析します。共通項を抽出すれば、Googleが「このトピックに必要」と判断している要素が分かります。
コツ3:FAQ・関連記事は固定ブロック化
「よくある質問」「関連記事」「参考文献」などはh2で固定すると、テンプレ化できて効率的です。AI検索でも引用されやすくなります。
やってはいけないNGパターン
- 見た目の調整目的でh2やh3を使う(CSSで調整すべき)
- 全ページ同じh1
- h1にキーワードを2つ以上詰め込む
- 見出しだけで本文がない(薄いコンテンツ)
- アイコンや画像のみでテキストがない
アクセシビリティへの配慮
見出しはスクリーンリーダー利用者にとって、ページ内ナビゲーションの重要な手段です。視覚的にだけでなく、構造として正しい見出しを使うことで、すべてのユーザーが恩恵を受けます。
WCAG 2.2では「見出しの階層を論理的に保つ」ことが推奨されており、これはSEOとも一致します。
LLMOにおける見出しの重要性
ChatGPT、Perplexity、Google AI OverviewなどLLMO時代では、見出し構造がより重要になります。AIは見出しを手がかりに記事を要約・引用するため、構造が崩れていると引用率が下がります。
特に次の点が効きます。
- 見出しに質問形(「〜とは?」「〜の方法」)を入れる
- FAQ形式のh3を「Q1. 〜?」のように統一する
- 見出し直後の冒頭1〜2文に結論を書く
よくある質問
Q1. h1を画像にしてもいいですか?
A. テキスト併用が推奨です。画像のみだとテキスト情報が伝わりません。alt属性で代替テキストを必ず入れましょう。
Q2. h2を10個以上使ってもいいですか?
A. 数の制限はありませんが、多すぎると論点が散ります。1記事3〜8個が読みやすい目安です。
Q3. 見出しに装飾(ボールド、色)を入れていいですか?
A. CSSで装飾するのは問題ありません。HTML側で<strong>等を入れる必要はありません。
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参考文献・出典
- HTML Living Standard - Sections — W3C公式仕様
- Google Search Central — 見出し — Google公式
- WCAG 2.2 — 見出しと構造 — アクセシビリティ標準
関連用語
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JSON-LDとは「JSON for Linking Data」の略で、構造化データをJSON形式で記述する方式。Google公式が推奨する構造化データ実装フォーマットで、scriptタグでHTML内に書きます。
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