無料SEOツールおすすめ10選|個人・スモールビジネス向け【2026年最新】
月0円から始められる無料 SEO ツールを厳選10選で徹底比較。Google公式、サードパーティ無料プラン、ブラウザ拡張など、有料ツール顔負けの機能を活用して個人ブログ・スモールビジネスでも本格 SEO ができるリストです。
目次(55項目)
- 無料 SEO ツールで本当に SEO できるのか
- 無料ツールだけで到達できる現実的なゴール
- 無料ツールが弱い領域を先に把握する
- Google 公式無料ツール 5 選
- 1. Google Search Console(GSC)
- 2. Google Analytics 4(GA4)
- 3. Google Keyword Planner
- 4. Google Trends
- 5. PageSpeed Insights
- サードパーティ無料プラン 5 選
- 6. Ubersuggest(無料プラン)
- 7. Bing Webmaster Tools
- 8. ラッコキーワード(無料プラン)
- 9. Schema Markup Validator(schema.org 公式)
- 10. Lighthouse(Chrome DevTools 内蔵)
- ブラウザ拡張ツール
- Web Vitals(Google 公式拡張)
- SEO Meta in 1 Click
- Detailed SEO Extension
- Keyword Surfer
- Wappalyzer
- 各ツールの機能比較表
- よく使う組み合わせパターン
- 利用シーン別おすすめ
- キーワード調査
- 技術 SEO
- 順位計測
- 競合分析
- 無料の限界と有料に乗り換えるタイミング
- 1. 順位計測キーワードが 50 を超える
- 2. 被リンクの網羅率が必要になった
- 3. クライアントワークで複数サイトを管理
- 4. AI 検索(LLMO)の引用率を計測
- 失敗事例
- 失敗 1:GSC を「権限付与だけ」で放置
- 失敗 2:Keyword Planner のレンジを鵜呑みにする
- 失敗 3:PageSpeed のスコアだけを追う
- 失敗 4:拡張機能の数値を絶対視する
- 失敗 5:サイトマップを送信していない
- 30 日無料運用プラン
- Day 1〜3:基盤セットアップ
- Day 4〜10:キーワード調査
- Day 11〜20:コンテンツ制作
- Day 21〜30:計測と改善
- よくある質問
- Q1. 無料ツールだけで本当に上位表示できますか?
- Q2. GSC と GA4 のどちらが優先ですか?
- Q3. Ubersuggest の有料版に課金するべき?
- Q4. Bing Webmaster Tools は本当に必要?
- Q5. PageSpeed Insights のスコアが 50 点台で焦っています
- Q6. 無料ツールから Ahrefs や Semrush に乗り換える明確な基準は?
- Q7. ラッコキーワードと Ubersuggest の使い分けは?
- 関連用語
- 関連記事
- 参考文献・出典
無料SEOツールおすすめ10選|個人・スモールビジネス向け【2026年最新】
この記事の結論: 個人ブログやスモールビジネスなら、Google 公式 5 ツール+サードパーティ無料プラン 5 ツール+拡張機能の組み合わせで月 0 円でも本格的なSEOが回せます。本記事は 2026 年版の使い分けと 30 日運用プランまでまとめた決定版です。
最終更新日: 2026-05-06
無料 SEO ツールで本当に SEO できるのか
「ツールに月数万円かけないとSEOで勝てない」というのは過去の常識です。2026 年現在、Google 公式ツールは依然として無料で、なおかつ最も信頼できる一次データを提供しています。さらに Ubersuggest や Bing Webmaster Tools のようにサードパーティが無料プランを拡充しており、月 0 円でも 5 万 PV 規模のサイトまでは十分に運用可能です。
実際、当社で運用している複数の検証サイトのうち、月間 8 万 PV を達成したブログは Google Search Console(GSC)と GA4、ラッコキーワード、PageSpeed Insights の 4 つしか使っていません。逆に高額ツールを契約しても、機能を使い切れず ROI を悪化させているケースが少なくありません。
ただし無料ツールには「データ更新頻度」「履歴保持期間」「同時調査キーワード数」「被リンク網羅率」など必ず限界があります。本記事では各ツールの実用ラインと、有料への乗り換えタイミングをセットで整理します。 → 詳しくはSEOツール比較完全版(無料・有料)。
無料ツールだけで到達できる現実的なゴール
| 規模 | 目安 PV/月 | 無料ツールだけで可能か | 補足 |
|---|---|---|---|
| 個人ブログ初期 | 〜3,000 | 完全に可能 | GSC と Trends で十分 |
| 個人ブログ成長期 | 〜30,000 | 可能 | Ubersuggest 無料枠でキーワード拡張 |
| スモールビジネス | 〜80,000 | 可能(工夫要) | 競合分析だけ手動補完 |
| メディア事業化 | 100,000〜 | 限界あり | 順位計測と被リンクは有料推奨 |
| エンタープライズ | 500,000〜 | 不可 | 多人数運用と API 連携が必要 |
このように、月 8 万 PV までは無料ツールで十分戦えます。逆に言えば、その水準に到達してから有料ツールを検討すれば遅くありません。重要なのは「無料ツールでも一次データの精度は十分」という事実を理解することです。Google が無料で提供しているGSC・GA4・Trends・PageSpeed Insights・Keyword Planner は、いずれも有料ツールが間接的に参照しているデータの源流です。つまり、有料ツールは「整形・自動化・履歴保持」に対して課金していると捉えると、無料の限界が明確になります。
無料ツールが弱い領域を先に把握する
無料ツールでも十分に戦える一方で、以下の 4 領域は明確に弱点となります。先に把握しておくと、後述する有料化の判断基準も理解しやすくなります。
| 弱い領域 | 具体的に困ること | 補完アプローチ |
|---|---|---|
| 履歴の長期保持 | 16 か月超の比較不可 | スプレッドシートで月次エクスポート |
| 大量 KW 順位の自動追跡 | 50 KW 超で破綻 | 有料順位計測ツール |
| 競合の被リンク網羅 | サンプルしか取れない | Ahrefs / Semrush |
| LLM 引用率の計測 | 専用 API がない | Profound / Otterly |
逆にいえば、上記 4 つに該当しないフェーズでは無料ツールで完全に成立します。個人ブログ・スモールビジネスの 9 割はこの範囲内に収まります。月額予算ゼロでも 1 年間継続できれば、結果として競合が脱落していくケースも珍しくありません。
Google 公式無料ツール 5 選
SEOの土台となるのは Google が公式に無料提供している 5 つのツールです。サードパーティ製ツールはこれらの公式データを補完する位置付けと考えると整理しやすくなります。
1. Google Search Console(GSC)
Google Search Console、通称 GSC は Google 検索における「自サイトの一次データ」を取得できる唯一の公式ツールです。クリック数、表示回数、平均掲載順位、CTR、インデックス状況、Core Web Vitals、構造化データのエラー、被リンク、モバイルユーザビリティまで一括で確認できます。
| 機能 | 用途 | 無料枠の制限 |
|---|---|---|
| 検索パフォーマンス | クリック・表示・順位・CTR | 直近 16 か月のみ |
| URL 検査 | インデックス状況確認 | 1 日 50〜100 URL 程度 |
| サイトマップ送信 | クロール促進 | 制限なし |
| 被リンクレポート | 外部リンク確認 | 上位 1,000 件 |
| Core Web Vitals | UX 指標監視 | 28 日履歴 |
特に「検索パフォーマンス」レポートはキーワード選定の起点として最強です。流入が少ないキーワードでも掲載順位 11〜20 位(2 ページ目)にあるものは、リライトすれば短期間で 1 ページ目に上がります。 → 詳しくはGoogle Search Console 完全ガイド。
2. Google Analytics 4(GA4)
GA4 はサイト訪問後の挙動を計測する標準ツールです。直帰率、滞在時間、コンバージョン経路、流入チャネルなどを完全無料で取得できます。GSC との連携設定をすると、検索クエリ別の CV 率まで見えるようになります。
GA4 で SEO 担当者が必ず確認すべきレポートは「集客 → トラフィック獲得 → セッションのデフォルトチャネルグループ」と「エンゲージメント → ページとスクリーン」の 2 つです。
3. Google Keyword Planner
Google Keyword Planner は Google 広告の管理画面内で利用できる無料のキーワード調査ツールです。月間検索ボリューム、入札単価(CPC)、競合性を 1 次情報として取得できます。広告を出稿していなくてもアカウント作成だけで使えます。
ただし、広告費を投じていないアカウントでは検索ボリュームが「100〜1,000」「1,000〜1 万」のようにレンジ表示になります。この精度を上げるには月数千円の広告出稿、または Ubersuggest など他ツールとの併用が必要です。
4. Google Trends
季節性、地域性、急上昇トピックを把握するための公式ツールです。「冬コート」「花粉症対策」のような季節キーワードはもちろん、ニュース性の高いトピックの旬を見極めるのに使います。
| 用途 | 具体例 |
|---|---|
| 季節性把握 | おせち、ハロウィン、確定申告 |
| 急上昇捕捉 | 新製品発売、芸能ニュース |
| 地域性確認 | 「ラーメン」の人気エリア |
| 比較検証 | 「iPhone vs Pixel」など |
| 関連クエリ発掘 | 「上昇」タブで隠れニーズ発見 |
ニュース系メディアや季節商材を扱う EC は Trends の「リアルタイム」「24 時間」レポートを毎朝確認するだけで、競合より早く記事を出せます。
5. PageSpeed Insights
URL を入力するだけで Lighthouse の解析結果と、実ユーザーのCore Web Vitals(LCP、INP、CLS)を返してくれる公式ツールです。Field Data(CrUX)と Lab Data の両方が見られるため、「実ユーザー体感」と「技術的なボトルネック」を一気に診断できます。
スコアだけを追いかけるのは危険ですが、改善提案セクション(「画像のサイズ適正化」「使用していない JavaScript の削減」など)は無料とは思えない情報量です。 → 詳しくはCore Web Vitals 完全ガイド。
サードパーティ無料プラン 5 選
Google 公式だけでは届かない領域を補完するのが、各社が提供する無料プランです。
6. Ubersuggest(無料プラン)
Neil Patel 氏が提供する Ubersuggest は、無料でも 1 日 3 回のキーワード調査が可能で、検索ボリューム、SEO 難易度、上位 100 位の競合 URL、想定 CTR、関連キーワードなどが見られます。Chrome 拡張版を組み合わせれば、Google 検索結果ページ上に各 URL のドメイン強度や流入推定値が直接表示されます。
| 項目 | 無料プラン | 有料 Individual |
|---|---|---|
| 1 日のキーワード調査回数 | 3 回 | 無制限 |
| 競合分析 URL 数 | 3 件/日 | 無制限 |
| トラッキング順位 | 25 KW | 150 KW |
| 履歴保持 | 7 日 | 全期間 |
| 月額(年契約) | 0 円 | 約 4,500 円 |
Ubersuggest の有料版は Ahrefs や Semrush と比べて被リンク網羅率は劣りますが、キーワード調査だけなら十分実用レベルです。 → 詳しくはキーワード調査の基本。
7. Bing Webmaster Tools
Microsoft の Bing 公式ウェブマスターツールで、完全無料です。Bing 経由のクリック・表示はもちろん、強力な「キーワードリサーチ」機能と「サイト診断」機能が付属します。特にキーワード調査はGoogle Keyword Planner よりレンジが細かく、ロングテール候補の発掘に向きます。
ChatGPT の検索が Bing インデックスを参照しているため、LLMO 観点でも Bing のインデックス状況を確認する意義は年々高まっています。
8. ラッコキーワード(無料プラン)
日本語特化のキーワードサジェスト収集ツールです。Google サジェスト、Yahoo! 知恵袋、X(旧 Twitter)、note、楽天市場など複数のソースから関連キーワードを一括取得できます。無料プランでも 1 日 50 回まで利用可能で、個人ブロガーには十分な回数です。
| 取得ソース | 無料プラン | 用途 |
|---|---|---|
| Google サジェスト | ○ | 検索意図網羅 |
| 知恵袋・教えて goo | ○ | 質問形ニーズ抽出 |
| X(旧 Twitter) | ○ | リアルタイム話題 |
| 共起語 | △(5 回/日) | 文脈関連語抽出 |
| 月間検索数 | ×(有料) | ボリューム取得 |
検索ボリュームの取得にはアップグレードが必要ですが、Google Keyword Planner と組み合わせれば無料で完結します。 → 詳しくはキーワード調査の基本。
9. Schema Markup Validator(schema.org 公式)
構造化データの正しさを検証する公式ツールです。Google の「リッチリザルトテスト」と並行して使うと、Google が認識する構造化データと schema.org 仕様の両面でエラーを潰せます。Article、FAQPage、HowTo、Product、Recipe など全タイプに対応しています。
| ツール | 用途 | 推奨タイミング |
|---|---|---|
| Schema Markup Validator | 仕様準拠の確認 | 実装直後 |
| Google リッチリザルトテスト | Google 認識の確認 | 公開前 |
| GSC 構造化データレポート | 公開後のエラー監視 | 週次 |
→ 詳しくは構造化データ(JSON-LD)実装ガイド。
10. Lighthouse(Chrome DevTools 内蔵)
ブラウザ内蔵の高機能監査ツールです。Performance、Accessibility、Best Practices、SEO、PWA の 5 軸を一括スコアリングします。PageSpeed Insights は本質的に Lighthouse をクラウド実行しているため、結果はほぼ一致しますが、Lighthouse は「シークレットモード」「スロットリング設定」「カスタム端末」など細かいテスト条件を制御できる点で開発者向きです。
「監査 → SEO」では、メタディスクリプションの有無、リンクテキストの妥当性、robots.txt の整合性、フォントサイズの可読性まで自動チェックされます。
ブラウザ拡張ツール
ブラウザ拡張は「Google 検索結果ページに直接情報を重ねる」ことで、調査速度を 2〜3 倍にしてくれる無料の必須装備です。
Web Vitals(Google 公式拡張)
任意のページのLCP・INP・CLSをリアルタイム表示する Google 公式拡張です。PageSpeed Insights と違い、自分の操作中のINPを即時計測できるため、フォームやモーダルなどインタラクション部分の検証に向きます。 → 詳しくはCore Web Vitals 完全ガイド。
SEO Meta in 1 Click
開いているページのタイトルタグ、メタディスクリプション、h1〜h6 構造、canonical、OG タグ、構造化データ概要をワンクリックで全て確認できる定番拡張です。競合記事を分析するときに必ず使います。
Detailed SEO Extension
ヘッダー情報、構造化データの種類、リダイレクトチェーン、indexability などをまとめて表示します。「サイトマップ」「robots.txt」へのショートカットも便利です。
Keyword Surfer
Google 検索結果に検索ボリューム、関連キーワード、競合の概算流入数を直接重ねる拡張です。完全無料ですが、ボリューム精度は Ahrefs や Semrush には及びません。あくまで一次仮説の高速化用と考えるべきです。
Wappalyzer
開いているサイトの CMS、CDN、解析タグ、A/B テストツールなどを瞬時に判定します。競合の技術スタックを把握すると、コンテンツ品質以外の差分(CDN による速度差など)を切り分けられます。
| 拡張名 | 主用途 | 計測スピード |
|---|---|---|
| Web Vitals | UX 指標 | 即時 |
| SEO Meta in 1 Click | メタ情報 | 1 クリック |
| Detailed SEO Extension | 構造化データ | 1 クリック |
| Keyword Surfer | KW ボリューム | 検索結果に重畳 |
| Wappalyzer | 技術スタック | 自動判定 |
各ツールの機能比較表
ここまで紹介した 10 ツール+拡張をマトリクスで比較します。
| ツール | キーワード調査 | 順位計測 | 被リンク | 技術 SEO | 競合分析 | 月額 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GSC | △ | ○ | △ | ○ | × | 0 円 |
| GA4 | × | × | × | × | × | 0 円 |
| Keyword Planner | ○ | × | × | × | △ | 0 円 |
| Google Trends | △ | × | × | × | △ | 0 円 |
| PageSpeed Insights | × | × | × | ○ | △ | 0 円 |
| Ubersuggest 無料 | ○ | △ | △ | × | ○ | 0 円 |
| Bing Webmaster | ○ | ○ | △ | ○ | × | 0 円 |
| ラッコキーワード | ○ | × | × | × | × | 0 円 |
| Schema Validator | × | × | × | ○ | × | 0 円 |
| Lighthouse | × | × | × | ○ | × | 0 円 |
「○ = 主用途、△ = 補助、× = 不可」を表します。実務では 1 ツールで完結しないため、必ず複数を組み合わせます。 → 詳しくはSEOツール比較完全版(無料・有料)。
よく使う組み合わせパターン
| パターン | 構成ツール | 想定規模 |
|---|---|---|
| 最小構成 | GSC+GA4 | 開設〜3 か月 |
| 標準構成 | 上記+Keyword Planner+ラッコ | 〜1 年 |
| 充実構成 | 標準+Ubersuggest+Bing+拡張全部 | 1 年〜 |
| 技術 SEO 特化 | GSC+PSI+Lighthouse+Schema Validator | リニューアル時 |
| 競合分析特化 | Ubersuggest+Keyword Surfer+Wappalyzer | 新規参入時 |
利用シーン別おすすめ
キーワード調査
キーワード調査は「ボリューム把握」「ロングテール抽出」「検索意図分類」の 3 段階に分けます。それぞれに最適な無料ツールが存在します。
| 工程 | 推奨ツール | 補足 |
|---|---|---|
| ボリューム把握 | Keyword Planner | レンジ表示は他ツールで補完 |
| ロングテール抽出 | ラッコキーワード | 知恵袋・X も拾える |
| 検索意図分類 | Google 検索+GSC | 上位 10 件の見出し確認 |
| 関連語拡張 | Ubersuggest | SERP 機能も同時表示 |
| 季節性確認 | Google Trends | 過去 5 年で判定 |
技術 SEO
技術 SEO は「インデックス」「速度」「構造化データ」「モバイル」が 4 本柱です。
| 領域 | 推奨ツール | チェック頻度 |
|---|---|---|
| インデックス | GSC | 週次 |
| 速度 | PSI+Lighthouse | 月次/実装後 |
| 構造化データ | Schema Validator+GSC | 実装後+月次 |
| モバイル | GSC+Lighthouse | リニューアル後 |
| サイトマップ | GSC | 月次 |
→ 詳しくはサイトマップ・robots.txt の正しい設定。
順位計測
無料ツール単体での順位計測は精度に限界があります。GSC の「平均掲載順位」が最も信頼できる一次データですが、特定キーワードの日次変動を追うには Ubersuggest 無料プラン(25 KW)か Bing Webmaster Tools の組み合わせが現実的です。50 KW 以上を毎日追うなら有料への移行を検討すべきです。
競合分析
無料で競合分析を完結させるには、Ubersuggest の競合 URL 機能、Keyword Surfer の流入推定、Wappalyzer の技術スタック判定の 3 点セットが王道です。被リンク網羅性は Ahrefs や Semrush には大きく劣るため、本気で被リンク戦略を立てる段階で有料化を検討します。
無料の限界と有料に乗り換えるタイミング
無料ツールには明確な天井があります。下記いずれかに該当したら有料化を検討すべきタイミングです。
1. 順位計測キーワードが 50 を超える
Ubersuggest 無料の 25 KW、Bing Webmaster の対応範囲を超えると、毎日の順位確認だけで 1 時間以上かかります。Nobilista、GRC、SE Ranking など月額 1,000〜5,000 円のツールで自動化した方が ROI が圧倒的に高くなります。
2. 被リンクの網羅率が必要になった
被リンクは Ahrefs と Semrush が 2 強です。GSC は自社向きの一次データ、Ubersuggest 無料は上位サンプルしか取得できないため、競合の被リンク戦略を本気で分析する場合は有料一択です。
3. クライアントワークで複数サイトを管理
5 サイト以上を毎月分析するなら、レポート自動化機能のある Semrush などが工数を大幅に削減します。月 3 万円でも、月 20 時間の作業時間削減効果があります。
4. AI 検索(LLMO)の引用率を計測
ChatGPT・Perplexity・Google AI Overviews での被引用回数を計測する専用ツール(Profound、Otterly など)は、無料ツールでは代替できません。 → 詳しくはLLMO 完全ガイド。
| トリガー | 推奨アクション |
|---|---|
| 順位 KW 50 超 | 順位計測ツール導入(〜5,000 円/月) |
| 被リンク戦略本格化 | Ahrefs Lite または Semrush Pro |
| 複数サイト運用 | Semrush Guru |
| LLMO 計測必要 | Profound / Otterly |
| API 連携で自動化 | 各ツールの上位プラン |
失敗事例
失敗 1:GSC を「権限付与だけ」で放置
GSC を導入したものの、月 1 回も開かないままになっているケースは非常に多いです。検索パフォーマンスを毎週見る習慣がないと、リライト機会を逃し続けます。
失敗 2:Keyword Planner のレンジを鵜呑みにする
「100〜1,000」のレンジ表示はあくまで広告非出稿時の概算です。Ubersuggest や Bing と突き合わせず単独で意思決定すると、ボリュームが実は 50 しかなかった、または 800 もあった、という誤判断を招きます。
失敗 3:PageSpeed のスコアだけを追う
PSI のスコアは Lab Data に依存し、実ユーザーのCore Web Vitals(Field Data)とは別物です。スコア 95 でもINPが悪いケースは普通にあります。GSC の Core Web Vitals レポートと併用が必須です。
失敗 4:拡張機能の数値を絶対視する
Keyword Surfer の検索ボリュームや Ubersuggest 拡張のドメイン強度は、あくまで補助指標です。意思決定の根拠にする場合は必ず公式ツールでクロスチェックします。
失敗 5:サイトマップを送信していない
GSC でサイトマップを送信していないサイトは、新規記事のインデックスに 1 週間以上かかることがあります。送信は無料・1 分・効果絶大です。 → 詳しくはサイトマップ・robots.txt の正しい設定。
30 日無料運用プラン
無料ツールだけで「最初の 30 日」を過ごすための具体的なプランです。1 日 30〜60 分で実行可能です。
Day 1〜3:基盤セットアップ
| 日 | 作業 | 所要時間 |
|---|---|---|
| Day 1 | GSC 登録・所有権確認・サイトマップ送信 | 30 分 |
| Day 2 | GA4 設置・GSC との連携 | 45 分 |
| Day 3 | Bing Webmaster Tools 登録・GSC からインポート | 20 分 |
Day 4〜10:キーワード調査
| 日 | 作業 | ツール |
|---|---|---|
| Day 4〜5 | メイン KW+関連 50 個リストアップ | ラッコ+Keyword Planner |
| Day 6 | 検索意図分類(Know/Do/Buy/Go) | Google 検索 |
| Day 7 | ボリューム×難易度マトリクスで優先度付け | Ubersuggest |
| Day 8 | 季節性確認 | Google Trends |
| Day 9〜10 | 競合上位 5 記事の見出し抽出 | SEO Meta in 1 Click |
Day 11〜20:コンテンツ制作
| 日 | 作業 | 補助ツール |
|---|---|---|
| Day 11〜12 | 構成案作成 | ラッコ共起語 |
| Day 13〜18 | 記事 3 本執筆 | — |
| Day 19 | 構造化データ実装 | Schema Validator |
| Day 20 | リッチリザルトテスト | Google 公式 |
Day 21〜30:計測と改善
| 日 | 作業 | 指標 |
|---|---|---|
| Day 21〜23 | PSI で公開記事を全部測定 | LCP/INP/CLS |
| Day 24 | GSC のインデックス状況確認 | カバレッジ |
| Day 25〜27 | Web Vitals 拡張で実機確認 | INP |
| Day 28 | Wappalyzer で競合技術調査 | 差分把握 |
| Day 29 | Keyword Surfer で SERP 観察 | 順位変動 |
| Day 30 | 月次レポート作成 | 全指標集約 |
このプランを 3 周(90 日)回すと、月 1〜3 万 PV 規模までは無料ツールだけで到達可能です。 → 詳しくはSEO 基礎完全ガイド。
よくある質問
Q1. 無料ツールだけで本当に上位表示できますか?
A. 個人ブログ・スモールビジネス規模であれば十分可能です。月 5〜8 万 PV 規模までは Google 公式 5 ツール+ラッコ+Ubersuggest 無料で多くのサイトが到達しています。
Q2. GSC と GA4 のどちらが優先ですか?
A. SEO 観点では GSC が最優先です。GA4 はサイト訪問後の挙動計測なので、検索流入が発生してから本格運用しても遅くありません。
Q3. Ubersuggest の有料版に課金するべき?
A. 月 10〜30 KW の調査で済むなら無料で十分です。1 日 5 件以上のキーワード調査が常態化したら有料を検討してください。
Q4. Bing Webmaster Tools は本当に必要?
A. 2026 年現在、ChatGPT 検索や Copilot が Bing インデックスを参照しているため、LLMO 視点でも導入推奨です。完全無料なので入れない理由はありません。
Q5. PageSpeed Insights のスコアが 50 点台で焦っています
A. スコアよりCore Web Vitalsの Field Data(実ユーザー値)が重要です。LCP 2.5 秒以内、INP 200 ミリ秒以内、CLS 0.1 以下を満たしていれば優先度は下がります。
Q6. 無料ツールから Ahrefs や Semrush に乗り換える明確な基準は?
A. 順位計測 KW が 50 超、被リンク戦略本格化、複数サイト運用、いずれか 2 つ該当したタイミングが目安です。月 PV 5 万を超えたあたりで自然と必要性が出てきます。 → 詳しくはSEOツール比較完全版(無料・有料)。
Q7. ラッコキーワードと Ubersuggest の使い分けは?
A. 日本語のロングテール抽出はラッコ、海外含む SERP 機能と関連 KW 拡張は Ubersuggest が向きます。両方無料で併用が最強です。
関連用語
- SEO
- LLMO
- キーワード
- Google Search Console
- Core Web Vitals
- LCP
- INP
- CLS
- 構造化データ
- サイトマップ
- robots.txt
- Ubersuggest
- Ahrefs
- Semrush
- Google Keyword Planner
- CTR
関連記事
- SEO 基礎完全ガイド
- LLMO 完全ガイド
- キーワード調査の基本
- Google Search Console 完全ガイド
- Core Web Vitals 完全ガイド
- サイトマップ・robots.txt の正しい設定
- 構造化データ(JSON-LD)実装ガイド
- SEOツール比較完全版(無料・有料)
参考文献・出典
- Google Search Console — Google 公式
- Google Analytics 4 — Google 公式
- Google Keyword Planner — Google 公式
- Google Trends — Google 公式
- PageSpeed Insights — Google 公式
- Bing Webmaster Tools — Microsoft 公式
- Schema Markup Validator — schema.org 公式
- Ubersuggest — Neil Patel
- ラッコキーワード — ラッコ株式会社
- web.dev — Core Web Vitals — Google
関連用語
- インデックス
インデックスとは、クローラーが集めたページをGoogleがデータベースに登録すること。インデックスされて初めて検索結果に表示される対象になります。「索引」とイメージすると分かりやすい用語です。
- Ubersuggest
Ubersuggestは、Neil Patel 社が提供する SEO 分析ツール。キーワード調査・競合分析・被リンク調査・順位計測が一つのツールで完結し、無料プランと月額1,200円〜の有料プランがあります。
- Ahrefs
Ahrefsは、シンガポール発の業界標準 SEO・被リンク分析ツール。世界最大規模の被リンクインデックスを持ち、競合分析・キーワード調査・サイト監査・コンテンツ分析を高精度で実行できます。月額99ドル〜。
- キーワード
キーワードとは、ユーザーが検索エンジンに入力する単語やフレーズのこと。SEOでは「どのキーワードで上位を狙うか」を決めることが施策の出発点になります。
- Google Keyword Planner
Google Keyword Plannerは、Google が提供する公式キーワード調査ツール。Google Ads アカウント (無料) 内から利用でき、検索ボリューム・競合性・推奨入札単価を Google 公式データで確認できます。
- クエリ
クエリとは、ユーザーが実際に検索窓に入力した検索語のこと。SEOで使う「キーワード」と似ていますが、キーワードが事前に狙う言葉、クエリが実際に打たれた言葉、というニュアンスの違いがあります。